武装勢力”タリバン”、トヨタ・カローラのエンジンを流用したアフガニスタンで初のスーパーカー「Mada-9」を発表。

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2021年8月以来アフガニスタンを制圧している武装勢力”タリバン”が先月下旬、同国で初めて設計・製造されたと謳うスーパーカーを発表した。

「Mada-9」と名付けられたこのプロトタイプ・スポーツカーは、”ENTOP”という製造会社とアフガニスタン技術職業訓練校 (ATVI) の30 人のエンジニアによって5年間の歳月をかけ、設計・開発がなされたという。

現時点のところインターネット上で流通しているほとんどすべての映像で車両は動いてはおらず、製造会社ENTOP社はパフォーマンスデータをまったく公開してはいない。

アフガニスタンの地元報道局”TOLO News”などによると、この車はエンジンにトヨタ・カローラのエンジンを流用、「速度を上げれば十分に強力」になるように改造されているそうだ。さらに将来的には電動パワートレインを搭載するつもりである、と開発者は述べている。

タリバンのスポークスマンであるザビフラ・ムジャヒドは誇らしげにこの車の画像をソーシャルメディアに投稿、スーパーカーの開発は国全体にとって名誉であると述べている。さらに開発元のENTOP社CEO、モハマド・リザ・アフマディ氏は、この車が「人々に知識の価値を伝え」、世界の舞台でアフガニスタンのイメージを高めるのに役立つことを望んでいると語っている。

しかし、アフガニスタンは武装勢力タリバンが2021年8月に同国を掌握して以来、世界最悪の人道危機の1つと戦っている。

国際援助機関によると、アフガニスタンの3,800万人の国民の多くが飢え、300万人の子供たちが栄養失調の危険にさらされている。そして、彼らタリバンは生活のほぼすべての分野から女性を急速に締め出し、中等教育や高等教育、公共部門の仕事、公園や浴場への訪問を禁止するなどの措置を取っている。

今回のスーパーカーの発表についても、同国の現状を鑑みて違和感をもつ声がインターネット上では多数見受けられる。なお、彼らタリバン勢力はまだ世界中のどの国からも正式に承認されてはいない。

参照元:YoutubeDailyMail

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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