【性差別?】イギリスにお目見えした日本文化溢れるメイドカフェを女性議員が猛批判!

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女性議員がメイドカフェを猛批判

イングランドの北西部マンチェスターにお目見えしたのは、日本文化溢れるメイドカフェ”アフレック”。日本ではすっかりお馴染みのメイドカフェだが、異国の地ではまだまだ受け入れられていないようで、ある女性議員がTwitterで同カフェについて猛批判したことが物議を醸している。

先月末、マンチェスターの女性議員であるジョアン・ハーディング女史は、アフレックについて「生唾を飲む」とツイートし、実際のところ、その意見に賛同するような声も多く見受けられたという。「これはインセル(非モテ)のフーターズだ」というフォロワーのツイートに対しては「気持ち悪いわね」とリプライし、また「メイドに触るなという張り紙があるのなら問題があるかもしれない。女性が露出の高い服を着て従順に振る舞う、これをどうやって好きになれと?」などと批判した。

このツイートはこれまでに6万回近く閲覧され、300以上のいいねがついているが、これに対し、アフレックのオーナーは、業務中に気をそらさないようスタッフの安全性を考えた上で、メイドに触れないなどのルールを設けていると述べるとともに、ここはボードゲームをしたり、アニメを見たり、座って話したり、勉強したりすることができるアニメをテーマにしたバブルティー・カフェだと強く主張している。

家族でアニメやゲームを楽しむためのカフェなのに…

日本におけるメイド喫茶はコスプレをテーマにしたレストランやカフェの一つで、2001年に東京で初めてオープンした。ウェイトレスはメイド服を着用し、その服装はヴィクトリア朝時代を彷彿とさせるが、現代風にアップデートされ、スカートが短くなったマンガ(漫画)のスタイルであることが多いと”Manchester Evening News”は伝えている。

夜間営業をしている店舗とは大きくコンセプトが異なり、アフレックは食事やサービス重視で、カフェの客層は若者や家族連れが多いという。実際に働いているスタッフはこう話す。

ここは家族向けの場所で、家族向けのイベントデーも多く開催しています。アニメが好きでいつも一緒にいる家族連れが多いんです。なぜ、このような投稿をしたのかがわからないのです。このようなルールは、すべての業界において、どこにでもあるべきものです。入店する際に確認もしますし、万が一、不快な思いをするようなことがあっても、ルールがあることでスタッフを守りサポートすることができるのです。その投稿はとても攻撃的で、私たちがある種のフェティッシュな場であるかのようなコメントもありましたが、それは事実とはかけ離れたものでした。ここは、多様で、オープンで、誰でも歓迎する場所であるにもかかわらず、それをきちんと調べもせずに勝手に判断されています。猫カフェやゲームカフェなど、その他のテーマカフェと何ら変わりはないのです。

カフェ側の反論に対し、ツイート主であるハーディング女史はこう述べている。

私はこのカフェを閉鎖するよう働きかけるつもりは全くありません。小さな独立したビジネスを支持していますし、この店が閉店することを望んだことは一度もありません。また、若者の出会いや楽しみを妨げようというのではありません。ただ、グレーター・マンチェスターのジェンダーに基づく暴力の戦略に沿って、女性と少女の安全について考えているのです。

国が違えば文化も異なり、それを受け入れられるのには時間がかかるのかもしれない。ダイバーシティーが進む現代においても、このような問題はまだまだ根強く残っているようだ。

参照元:TwitterManchester Evening News

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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