イタリアの泌尿器科医師が大誤診。誤って患者のペニスを切断し訴訟に直面中

事件

イタリアの泌尿器科医が大誤診をしてしまい、現在患者からの訴訟に直面している。
この医師はある患者のペニスを腫瘍と診断し、外科医はそのペニスを切断した。しかし切断したペニスを分析したところ、腫瘍は全くないことが分かった。

<事件の舞台となったアレッツォ市サンドナート病院>

手術は2018年11月13日にイタリア・トスカーナ地方アレッツォ市のサンドナート病院で行われた。手術はいたって順調だったが、分離されたペニスを分析したところ、組織に悪性の腫瘍は存在しないことが判明した。
なんと、この患者は薬で治療できるタイプの梅毒にかかっていただけだったという。

この男性患者は60代後半。誤診をした泌尿器科医は30歳。医師は現在、患者に重傷を負わせたとして告発されていて、今月9日にトスカーナ州アレッツォ裁判所で予備審理が予定されているという。

同様の事例は昨年12月、フランス西部ナント大学病院でも報告されている。こちらも病院の一連のミスにより患者のペニスが全摘出された。やはり訴訟に発展し、患者の弁護士は100万ユーロ(約1億5千万円)の補償を求めたが、最終的に6万2千ユーロ(約900万円)の補償金を受け取ったという。さらにさかのぼると、2003年のアメリカでも全く同様のケースがあるそうだ。こちらの補償額は定かではない。

男性にとってなんとも痛ましい事件である。どの事例も患者の落胆ぶりは想像に難くない。なんの慰みにもならないかもしれないが、場合によっては腕で人工ペニスを再建、という手法もある事を伝えておきたい。

仮に自分が患者となってしまった場合に向けては心構えのしようもない。しかし、こういった事例が稀にでも起こりうることは知っておいたほうが良さそうだ。

参照元:DailyMailtwitter

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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