ミスター・アメリカを夢見て敗れた男が最終的に世界一となった、その方法とは?

カルチャー

この筋骨たくましい男性は、なんと御年90歳。

アメリカ人男性ジム・アーリントンは、13歳の頃からボディビルを始めた。当初、アーリントンはいつかミスター・アメリカになることを夢見ていた。しかし、成長するにつれ自分にはその才能がないことを悟ったという。彼はそもそも骨も細く、靭帯も筋肉も小さかったのだ。

しかし、彼の凄い所はここからである。そのことで落胆することはなかった。

「私は骨が小さく、ミスター・アメリカになるようなサイズには決してなれない。そこで私は、みんなが死ぬまで待つことにした。誰よりも長生きし、その中で誰よりも筋肉を重くするという戦略をとることにしたんだ。」

他の多くのボディビルダーが年を取り体がついていかず競技から離れても、彼は懸命にトレーニングを続けた。2018年、彼は85歳になった。その年にギネスから「最高齢の現役男性ボディビルダー」の称号を与えられ、それ以来その称号を守り続けている。

現在はカリフォルニア州ベニスに住み、”ボディービルのメッカ”ゴールドジムで定期的にトレーニングをしている。90歳になった今、体は以前から比べてずっともろくなっているが、ウェイトトレーニングを止めるつもりはないそうだ。

この動画では、彼の80歳の時とその10年後、90歳の時のアームカールの様子が比較されている。10年で腕の太さが少し細くなっている様子が見て取れるが、それでも90歳でこの腕のたくましさは驚愕としか言いようがない。

90歳となった彼は今もトレーニングを続けているが、週に2~3回約1時間と昔ほど頻繁ではなく体重も以前ほど増えていはいない。

それでも、5年間も世界一の称号を持ち続ける男の眼光と鍛え抜かれた身体からは得も言われぬ”オーラ”が漂っている。世界にはスゴイ男がいるものだ。きっと10年後には「100歳の現役男性ボディビルダー」として新たなる歴史を切り拓いているに違いない。

参照元:OddityCentralYoutube

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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