セクシーすぎる人魚の彫刻に市民困惑
芸術はアーティストの創造的な表現であるものの、当然ながら人によってはその捉え方が異なり、アーティストが期待しているような反応を得ることができない場合もあるかもしれない。
そんななか、南イタリアでは”ある彫刻作品”に対し「不謹慎だ」「挑発的だ」などと一部から批判の声が上がっており、物議を醸しているという。
一体どんな作品だというのか、ご覧いただこう。
Provocative mermaid statue makes waves in southern Italian town https://t.co/sBquupwjKK
— Sky News (@SkyNews) April 28, 2023
それは…、豊満なバストと大きなお尻を持つ、なんともセクシーな人魚の彫刻である。
これは、ルイジ・ロッソ美術学校の生徒たちがプガリアの漁村のために制作したもので、有名な科学者リタ・レーヴィ・モンタルチーニの名を冠した広場に設置された。正式な落成式はまだおこなわれていないというが、市民らからはすでに困惑の声が多数上がっているという。
イタリアの女優は自身のSNSで「シリコンを入れたかのような胸と巨大なお尻の人魚は、少なくとも私の知っている人魚の姿ではありません」と作品についてコメントする一方で、同学校のアドルフォ・マルシアーノ校長は、人魚のアイデアを擁護し、この作品は「曲線美を持つ女性への賛辞」であると述べている。
また、マルシアーノ校長によると、この彫刻のアイデアは生徒によって出されたものであり、制作するにあたって事前に議会で承認済だという。生徒らは人魚の像だけでなく、街中に複数の彫刻を作ることも許可されているとのことで、若きアーティストたちによって今後どのような彫刻がお目見えするのか、楽しみですね。