台湾プロ野球にとって欠かせない存在なのが、美しく元気溢れるチアリーダーたち。観客に近いスタンド席でダンスを踊る応援スタイルが特徴で、日本でもファンを増やしている。その台湾の大人気チアチームがアメリカへ進出し、日本が誇るあのスーパースターと対面を果たした。
彼女たちは、台湾プロ野球(CPBL)「楽天モンキーズ」のチアチーム“楽天ガールズ”だ。5月24日(日本時間25日)のエンゼルス対レッドソックス戦の試合前にチアダンスパフォーマンスを披露した。
彼女たちはこの日、エンゼルスが主宰する「台湾デー」の一環として招待され、本拠地エンゼルスタジアムで「A」マークを胸につけた。同チームの押しも押されぬスーパスター・大谷翔平投手と同じグラウンドに立つ “夢の競演”にスタジアムは沸いた。
“楽天ガールズ”人気メンバーの林襄(リン・シャン)さんは大谷選手と記念撮影をし、「一緒に写真が撮れたのでうれしいです」とご機嫌だったという。
大谷選手との対面について、
「彼はとても礼儀正しくて、メンバー全員と握手してくれました。近寄るのにちゅうちょしてしまいましたが、私たちを待っていてくれて、とても親切に接してくれました。とても大きかった。写真も一緒に撮っていただき、本当に幸せでした!」
と語っている。
<イベント後、エンゼルスタジアム前で楽天のコスチュームで撮影するリン・シャンさん>
当代きっての人気者たちの対面を報じた台湾TVBS NEWSのYoutube動画には、既に沢山のコメントが付いている。
「大谷選手のはにかんだ笑顔に注目。超面白い、かわいい」「台湾のチアリーダーのおかげで、この日エンゼルスは勝った。」「大谷選手は落ち着いていて、あまり反応しなかったね。 中南米やアメリカ人たちは日本人よりも熱狂的だった」
「この女の子達と写真を撮れる選手が羨ましかったのですが、大谷選手だけはチアリーダーが羨ましくなりました。」「大谷選手の顔のクオリティが観客を圧倒する」「普通は美女に囲まれる男の人をみたら羨ましく思うんだが、大谷選手の場合は特別で、横にいる美女達を羨ましく思ってしまう」
といったコメントが並んでいる。大谷選手の横に並べた事がうらやましいと通常と異なる感想をもった、という声が多い。
ちなみに、動画の13秒位に美女達と大谷選手の間に割って入ってきた黒縁眼鏡の男性はTVクルーの一人だそう。「ぼ、僕も写真に入ってもいいですか?」といって美女たちに爆笑されているが、大谷選手は態度を変えず快く依頼を受けている。スーパースターはやはり器が違う。
大谷選手は台湾でも日本と変わらぬほどの人気があり、野球を見ない人でも彼のことを知っているという。
ちなみに、この日の試合に大谷選手は3番・DHで出場、三回に4試合ぶりの12号ソロホームランを放ち、アメリカン・リーグトップを走るヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手らに2本差と迫る活躍を見せた。