カナダ・トルドー首相と韓国の国会議長との奇妙な対面写真が話題に!

カルチャー

足を“ガバッ”と開いて記念撮影

今月17日、カナダのジャスティン・トルドー首相と韓国国会議長のキム・ジンピョ氏の間で外交会談が行われた。この時撮影された二人の奇妙な写真が国際的な注目を集めているという。

写真には件の二人が立って握手している様子が写っている。奇妙なのはトルドー首相のポーズだ。トルドー首相は、握手をしながら両足を思いっきり開いているのである。

この写真を巡ってネット上の意見は真っ二つに分かれているようだ。その行為は失礼だという人もいれば、実は敬意の表れだという人もいる。

なるほど、写真だけを見れば身長の低いキム・ジンピョ議長をトルドー首相が“揶揄”しているようにも見えるし、そこはかとない“威圧感”さえも感じさせる。そういう観点からみると「失礼な行為」と言えなくもない。

動画で分かる真相

ただ、この会談の様子は動画でも公開されている。この動画を見ると、こういうポーズとなった経緯が良く理解できる。

この件、口火を切ったのはキム・ジンピョ議長のほうだった。写真撮影用にポーズを決めるも、その身長差に驚いたキム議長は「首相は背が高いですねえ!」とでも言うように、チョコンとつま先立ちをして背を高くし、顔の高さを揃えようとする。それに応じて、トルドー首相のほうが、「いやいや私のほうが顔を下げますよ!」と言う感じで足を開いているのである。

かなり和やかな雰囲気で、揶揄の空気などみじんもない。この重鎮二人の少し可愛らしいやりとりに、周囲も爆笑している。この一件、写真と映像それぞれの媒体のもつ特性が良く分かるものでもあった。

ちなみに、この姿勢は韓国では「マナーレッグ」と呼ばれていて、身長180cm優に超えるドラマやK-POPのスターたちが背の低いファンや共演者、インタビュアーなどと同じフレームに収まるためにこのポーズをとるのは非常に一般的だという。

日本でなあまり馴染みのないマナーだが、トルドー首相はこの辺りも理解した上でこういうポーズをとったのかもしれない。そうだとしたら、イケメン、足長かつなかなかのやり手である。

なお、カナダと韓国は国交樹立60年を迎えていて、国家間の関係を強化し、両国の経済成長を支援することが今回のトルドー首相訪韓の目的だという。この和やかな写真撮影の後、二人は「カナダと韓国の戦略的パートナーシップの強さを再確認」し、「気候変動、エネルギー安全保障、パンデミックの影響、そしてロシアによるウクライナでの違法戦争」を問題として話し合ったという。

参照元:dailyhive.comtwitter(1)twitter(2)Youtube

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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