同郷のライバルの優勝を称えるべく近づいたら、熱狂的ファンと間違われ警備員に強烈タックルをくらったプロゴルファー

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警備員から強烈なタックルを食らうプロゴルファー

今月8日から11日にかけてカナダ・オンタリオ州トロントにあるオークデール・ゴルフ&カントリークラブで開催された「RBCカナディアン・オープン」。
その優勝決定シーンで悲哀溢れるシーンがあったのでご紹介したい。

この悲劇の主人公はカナダ出身、世界ランキング75位のプロゴルファー、アダム・ハドウィン。彼はこの試合は12位タイに終わり、すでにプレーを終えてリラックスした格好で勝負の行方を見守っていた。

緊迫したプレーオフを制し優勝したのは同郷のニック・テイラーであった。スポーツマンシップにあふれるハドウィンは優勝した同郷のライバルを大いに祝おうとシャンパンのボトルを振りかざしてテイラーに近づいた。

しかし、この接近を屈強な警備員は誤解した。ハドウィンは警備員によって猛烈なタックルを受け、なすすべもなく地面に叩きつけられてしまったのである。

同シーンのロングショット。遠目からみるとそのタックルのすさまじさが良く分かる。

一番上のシーンは、ジャーナリストのケイラ・グレイ氏が撮影したものだ。彼がツイッターでシェアした動画はすでに640万回を超えて再生されている。カナダではネットミーム化するほど拡散されたという。

ハドウィンの恰好もジーンズにグリーンのフードを着ていて、どう見ても一般人としか見えない。警備員はハドウィンが誰だか知らず、熱狂的ファンだと思ったとのことだ。このハドウィンは気品のある男として、長い間カナダのゴルフファンの間で愛されてきたプロゴルファーだという。

謝罪とユーモアで対応

彼は典型的なカナダ人らしくこの騒動の直後、“ルールを破ってしまってすまない”と警備員に謝罪したそうだ。素晴らしい。

スポーツマンシップ溢れる彼はユーモアもある。この騒動の広がりにノリノリで応え、こんなキャプションと共に写真を自身のツイッターにアップしている。

“もう、この写真はルーブル美術館に置いてください! ”

ちょっと恥ずかしい一幕を気品とユーモアで乗り切る彼の姿勢、是非見習いたいですね!

参照元:sbnation.com twitter(1)twitter(2)twitter(3)twitter(4)

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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