犬ではなく野生のディンゴだった
このほど、豪クイーンズランド州にあるガリ(旧フレーザー島)のビーチで、フランス人観光客の女性が”ある動物”に噛まれる瞬間を捉えた映像が公開された。
砂浜でうつ伏せになり日光浴をしていたと見られる女性のまわりに、犬のような動物が近づいてきた。それに気付いた女性は慌てて逃げようとしたが、その動物は突然お尻に噛み付いたのだ。
実はこの動物、”ディンゴ”と呼ばれるオーストラリア大陸とその周辺に生息するタイリクオオカミの亜種であり、野犬の一種だというのである。
ガリ島には現在約200頭の野生のディンゴが生息しており、餌付けを禁止する厳しい規則が敷かれ、違反者には重い罰金が科せられるという。今月初めにも、この島で数ヶ月に及ぶ被害報告が相次いでいた別のディンゴが安楽死させられた。今回、女性に噛み付いたディンゴもまた複数の観光客に危害を加えていたといい、人道的に安楽死させられたとクイーンズランド州環境科学局がコメントしている。
我々日本人にはあまり馴染みのない動物だが、海外へ渡航する際には現地の情報にアンテナを張ることが大切だと改めて感じさせられる案件ですね。
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