チキンナゲットで火傷し訴訟に
2019年、米フロリダ州にあるマクドナルドのフランチャイズ店のドライブスルーで提供されたチキンナゲット。それを膝に落とした当時4歳の少女が第2度の火傷を負い、家族はマクドナルドに対して1500万ドル(約21億円)の損害賠償を求めていた。
今年5月、陪審団はマクドナルドとフランチャイズ・オーナーであるアップチャーチ・フーズが、フロリダ州タマラックのドライブスルーで提供された熱々のマックナゲットによる危害の可能性について、適切な警告や合理的な指示を与えなかった責任を認めていたというが…。
McDonald's told to pay family $800K after chicken nugget caused second-degree burns to four-year-old girl https://t.co/hqecRkiNTK pic.twitter.com/eWBegFd84G
— Daily Mail Online (@MailOnline) July 20, 2023
今月19日、ブロワード郡の陪審団は、マクドナルド側に総額80万ドル(約1億1250万円)の損害賠償を支払う評決を言い渡したのである。
マクドナルド側に1億円超の損害賠償命令
陪審団は少女が痛みや精神的苦痛、日常生活を送るうえで様々な不都合を被ったとして、マクドナルド側に合計80万ドルの賠償を命じた。これには、傷害に対する40万ドル、そして、将来受けるであろうダメージに対する40万ドルが含まれるという。
今回の評決に対し、少女の家族側の弁護士は「この重大な決定は、困難で長引いた訴訟手続きに意味のある終結をもたらすものです。これまで被告であるアップチャーチ・フーズ社とマクドナルドUSA LLCの不当な行為に対する責任を立証してきましたが、今回の評決は、両社が今、結果に向き合い、完全な正義を提供しなければならないことを再確認するものです。」と声明を出している。