14歳少年が激辛チップスを食べた後に亡くなる
今月1日、米マサチューセッツ州ウスターの高校に通うハリス・ウォロバさん(14)が、学校で激辛チップスを食べた直後に腹痛を訴え、その数時間後に死亡するという悲劇が起きた。
死因はまだ明らかになっていないものの、ハリスさんの母親はこの激辛チップスによる合併症で息子が命を落としたとメディアに語っている。
Massachusetts teen dies after taking part in social media’s spicy ‘One Chip Challenge’ https://t.co/8CdXs0rJwz pic.twitter.com/9MIMYqKY4V
— New York Post (@nypost) September 5, 2023
ハリスさんは腹痛を訴えた後に家族に連れられて帰宅した。そして、気分が良くなったためバスケットボールのトライアウトに出ようとしていたというが、意識不明の状態になったハリスさんを家族が発見したという。その後、ハリスさんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。
TikTokで話題の「ワンチップ・チャレンジ」
若者を中心に人気のTikTokでは、この激辛チップスを食べた後、他の飲食物を食べたり飲んだりすることなくどのくらいの時間持ちこたえられるかという「ワンチップ・チャレンジ」が話題となっていたということだ。
このチップスを販売しているPaquiブランドのサイトでは、大人のみが食べるべきであること、医学的な悪影響が出る可能性があること、呼吸困難、失神、長引く吐き気などの症状が出た場合は医師の診断を受けること、チップスに触れた後は石鹸で手を洗い、目や他の敏感な部分には触れないこと、など様々な注意を呼びかけている。
ちなみに、今年のチップスには世界一辛い唐辛子とも言われるキャロライナ・リーパー・ペッパーとナーガ・ヴァイパー・ペッパーが含まれているということだが、ハリスさんのご冥福を祈るとともに、度を超えた辛さは時に身体に悪影響を及ぼすということを肝に命じておきたいものだ。
参照元:New York Post、Twitter