8年前に養子にした男性と結婚した女性
このほど、タタールスタン共和国で、53歳の女性が8年間育ててきた22歳の男性と結婚したことが報じられ、国内からは怒りの声が続出しているという。
タタールスタンでは名の知れたミュージシャンで、有名な歌手の姪でもあるアイシル・チジェフスカヤ=ミンガリムさんは、今から8年前にカザンの孤児院で子供たちに音楽を教えていた。そこで、出会った13歳の少年ダニールさんとは、音楽への情熱を共有したという。その後、ダニールさんはいくつかのタレントショーに出演したり、有名歌手と歌ったりしていたというが、14歳の時にミンガリムさんがダニールさんを養子として迎え入れ、以来ふたりは一緒に暮らしていた。
しかし、10月20日、そんな二人が法的に結婚したことが公表されたのだ。
私たちの結婚は世間が考えるのと全く別の次元のもので、創造性で結ばれた家族は壊れることはありません
世間に衝撃を与えたこの結婚だが、ミンガリムさんはロシアのジャーナリストにこう語り、人々はこの状況をきちんと理解していないと付け加えた。
国内からは怒りの声が続出
53歳の歌手と22歳の養子との結婚はタタールスタン共和国で論争を巻き起こし、ミンガリムさんのことを「国の恥」と呼ぶ者もいたという。当局もまたこの結婚に激怒し、ミンガリムさんが育てていた他の5人の養子たちを保護し、カザン周辺の孤児院に預けた。現在、ミンガリムさんは養子たちが預けられている孤児院を訪ね、彼らを取り戻そうと努力しているという。
実は、これまでにもミンガリムさんとダニールさんに関する噂はあったようで、彼を守るためにどうすればよいのか知人らに相談したところ法的に結婚することを提案されたそうだ。また、ミンガリムさんは、この結婚が多く人が考えているような肉体的なものではなく、精神的なものであることを主張するとともに、すでに成人しているダニールさんは、まだ未成年である養子5人とミンガリムさんの実子の父親となり、家庭を守ってくれているとも話している。