ギャングが跋扈するメキシコの街で聖母マリア像が涙を流し始め話題!

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メキシコの聖母マリア像から”涙”が!

このほど、メキシコ・コリマ州の街エルカナルのとある教会で、聖母マリアの目から涙がにじみ出ているかのような様子が撮影された。現地ではこの説明のつかない「奇跡」を目撃しようと、数百人が教会に集まっているという。

この様子を実際に見た一部の目撃者は、聖母マリアの目の周りが赤くなっていることを報告している。その事から像は本当に泣いており、この涙は本物であると信じている、と語っているという。

「私たちは泣くと目が赤くなる。それと同じことがこの聖母マリア様の像にも起きている!」

と地元住民のビクター・ラモス氏はメディアの取材に答えて語っている。

暴力が蔓延する地域に起きた奇跡か?それとも・・

同州ではここ数年、ギャングの活動が活発化し暴力犯罪が蔓延している。そして殺人事件のほとんどが犯罪組織のメンバーに対する標的暗殺であるという。さらにギャングによる暴力や銃撃により、とばっちりを受けた市民の負傷者や死亡者も出ているそうだ。コリマの首都は2022年に世界で最も暴力的な都市にランキングされてもいる。

この像を訪れたマリア・メルセデス・ヘルナンデス氏は、この像がこの犯罪が蔓延する街に平和を与えてくれることを願っているという。

「マリア様がコリマと世界中に平和を与えてくれますように。私たちの街が以前の平和なコリマに戻れますように!」

と切実に語った。

しかし、この神秘的な涙を奇跡と信じない懐疑論者もいる。
地元大学のルイージ・ガルラシェリ教授は、『彫像は多孔質の素材のため水を吸収する』と語る。

「像の上部にある目に見えない穴から水を注ぐと、多孔質の素材が水を吸収するものの外側の層が水が出てくるのを防ぐ」

「しかし、涙管部分の保護層にわずかな傷がついた場合、吸収された水分は涙のように出てくるのだ」

ご承知のとおり、泣いているように見える彫像は沢山報告されている。過去には血のような涙を流している聖母マリア像なども目撃されている。

不幸な地域に突然あらわれた『奇跡』。信じるか信じないかは人それぞれだが、住民たちは暴力を止めるために「涙する」マリア像に真摯に祈りをささげている。同教区の司教は、どんな考え方があれどもこの光景が奇跡であることを妨げるものではない、と述べたそうだ。

参照元:INDEPENDENTYoutube

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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