イタリアの町にライオンが出没
今月11日の夕方、イタリア・ローマ近郊の海辺の町ラディスポリで、暗くて人通りの少ない通りに突如ライオンが現れるという異常事態が起き、当時撮影されたこちらの動画が話題となっている。
そのライオンは数時間にわたり町をうろついていたといい、ライオンの横を車で通った人たちはその光景に目を疑ったことだろう。
この緊急事態にアレッサンドロ・グランド市長は、警察とサーカスのスタッフがライオンを捕獲するまで家に留まるよう住民らに警告したという。そして、それから5時間以上経過した頃、再び市長はFacebookに「ライオンは鎮静剤を投与され捕獲されました」と投稿している。
サーカスから逃げ出したライオンだった
報道によると、”キンパ”と名付けられたこのライオンはサーカスから逃げ出したという。グランド市長はキンパを捕獲した救急隊とボランティアに感謝を述べるとともに、今回の事件をきっかけに、サーカスにおける動物の搾取に終止符が打たれることを願っていると付け加えた。さらには、町においてライオンのいるサーカス団に許可したわけではないが、その一方で、サーカス団を阻止する権限がないことも述べており、様々な葛藤があることがうかがえる。
今後、再発防止のためにサーカス団における安全対策などが問われるところだが、今回被害者が出なかったことだけは不幸中の幸いだったといえるだろう。
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