留守宅に赤ちゃんが放置されている!
昨年12月、英ウスターシャー州マルヴァーンにあるエヴァ・プライヤーさんのお宅に警察が裏口のドアを壊して押し入った。その理由は、誰もいないはずのその家に、赤ちゃんが放置されていたからだ。
しかし、それは警察官の勘違いだったという。
当初はドアを壊され400ポンド(約75,000円)以上の損害に腹を立てていたエヴァさんだが、時間が経った今は笑い話として話していることがわかった。
Police break into woman's house after mistaking doll for abandoned baby
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— Sky News (@SkyNews) February 6, 2024
3児の母であるエヴァさん(44)は趣味で本物の赤ちゃんそっくりの”リボーンベイビー”を制作しており、この日も人形のひとつにスノースーツを着せてキャリーコット(赤ちゃんを寝かせたまま移動できるもの)に入れ、販売のために写真を撮影してネット上に投稿した。
その後、人形を入れたキャリーコットを床に置いたまま、自宅の電気を消して友人の家にでかけたという。しかし、これがとんでもない誤解を招く原因となってしまったのである。
本物の赤ちゃんではなく人形だった
当時、離婚したばかりだったというエヴァさんは母親と定期的に電話をしていたが、この日はエヴァさんの携帯電話の電源が切れていたため電話がつながらなかったという。娘と電話がつながらないことを心配した両親が通報すると、警察がすぐにエヴァさん宅を訪ねた。しかし、そこで目にしたのは、留守であるにもかかわらず赤ちゃんだけが放置されているというとんでもない状況だったものだから、警察は慌ててドアを壊して赤ちゃんの救出を試みたのだ。
救出したのが人形だとわかり安堵すると、その後、友人宅にいたエヴァさんに事情を説明し、心配している母親に連絡するよう促したそうだ。
エヴァさんは警察に「赤ちゃんはいますか?」と聞かれた時点で、すぐに何が起きているのか察知したという。本物そっくりの人形を作っているというと、その出来栄えを褒めてくれたそうだが、今後、同じようなトラブルを防ぐために窓にこんなステッカーを貼ったという。
リボーン人形が敷地内にあります。この家に一人で放置されている赤ちゃんはいないのでパニックになったり、ドアや窓を壊したりしないでください。
人形を外から見えるところに放置していたためにとんだ災難に見舞われてしまったエヴァさんだが、本物の赤ちゃんと間違われたというのは制作する側にとってはこれ以上にない褒め言葉だとも受け取れるのかもしれないですね。