駅のホームを駆け回るのは好奇心旺盛な”お馬さん”
4月5日、オーストラリア・シドニー南西部の駅のホームで驚きの動物が目撃された。その動物とはなんと『馬』。
好奇心旺盛なこの馬はホーム上をパカパカと音を立てて走り周る。その姿を目にして通勤客が驚いて後ずさる様子が駅の監視カメラには捉えられている。
乗客と比較すると馬の巨大さがよく分かる。日ごろ見慣れた通勤風景にこんな生き物が突然現れたら驚愕でしかあるまい。
馬は5分ほどホームを走り回っていたそうだ。列車が駅に入ってきた際、馬は列車が停車するのをじっと待っていたが、結局電車には乗らなかった模様だ。
見事な連携プレーで無事に確保
後日判明したところによると、この日の夜半、この馬は荒れ狂う雨天から逃れようとして駅近くの農場にある競走馬の厩舎から飛び出した。
そして、この”ウォリック・ファーム駅”のホームに小走りで入ってきたそうだ。駐車場から駅構内に入るところを通勤客に目撃され、警察に通報された。警察がニューサウスウェールズ運輸省と連絡を取り、馬がホームにいることを伝えた。
列車の運転士は馬に注意するよう事前に警告されていて、ホームに到着してもドアを閉めたままにしていたそうだ。しばらくして、馬の調教師が現場に到着し、馬は無事に回収され、トレーラーの後部に乗せられて厩舎に戻された。
関係者の見事な連携プレーで、馬は誰にも危害を与える事はなく大事には至らなかった。
ニューサウスウェールズ運輸省の広報担当者は後日以下のような声明を出した。
「馬は安全に確保され、状態は安定しています」
「もしもホームで馬を見かけたら決して馬に乗ってはいけません。黄色い線の後ろに留まるように」