「部屋にモンスターがいる」
米ノースカロライナ州シャーロットに住む3歳の女の子セイラーちゃんは「自分の部屋の壁にモンスターがいる」と訴えていたという。まだ幼い娘は映画『モンスター・インク』を観たばかりで、それがさらに想像力を膨らませたのだろうと両親はさほど気に留めていなかったようだが、実はセイラーちゃんの部屋の壁にはとんでもないモンスターが潜んでいたのである。
A little girl said monsters were in her bedroom. It was 60,000 bees https://t.co/86bEY8k6gG
— BBC News (World) (@BBCWorld) April 29, 2024
それは、6万匹のミツバチだ。
6万匹のミツバチと巨大な巣が発見される
当初、両親はセイラーちゃんの思い込みだと思っていたものの、屋根裏部屋と煙突の近くにハチが群がっているのに気付いた。もしかするとセイラーちゃんは天井にいたハチの声を聞いたのかもしれないと両親が害虫駆除業者に依頼し、サーモグラフィーで壁をスキャンしたところ、セイラーちゃんの部屋の一部がクリスマスツリーのように光ったというのだ。
そして、セイラーちゃんが訴えていたモンスターはミツバチだと特定されたわけだが、アメリカの法律ではミツバチに危害を加えることはできないため養蜂業者を呼んでミツバチとその巣を取り除いてもらったという。おおよそ55000匹から65000匹のミツバチ、そして巣は100ポンド(約45キロ)ほどあり、そのあまりの大きさに業者も驚いていたとのことだが、取り除かれたミツバチは保護区に移される予定だそうだ。
両親によると、ミツバチとそのハチミツが家の電気配線を傷つけており、すべての修繕にかかる総費用は20,000ドル(約310万円)以上になるという。害虫に関連するものは保険ではカバーできないため、これらの費用は実費となる可能性が高いといい痛い出費となりそうだ。とはいえ、セイラーちゃんが気付いていなければその被害はより甚大なものになっていたかもしれないですね。
参照元:X、Oddity Central