中国に動物の無人自動販売機が…
今、中国の複数都市にこんな自動販売機が設置され国内外で大炎上しているという。
それは、猫や小型犬、げっ歯類などの生きた動物が自動販売機のケースに入れられ販売されているというものだ。
過去10年間の著しい技術開発によって急成長した「無人経済」は、世界経済のほとんどすべての分野に広がり続けている。しかし、無人セルフサービス機器と相性の悪い業界があることはおわかりだろう。
今回SNSで拡散されたこの販売形態は、倫理を巡るビジネスモデルとして物議を醸し、ネット上で激しい論争が巻き起こることとなってしまった。
動物虐待ともいえる販売形態に批判殺到
問題となった動画には、猫たちが小さなケージで眠っている様子が映し出されていた。この自動販売機は、生きたペットを販売する中国初の自動販売機であると宣伝されていたが、複数のネットユーザーは中国の様々な都市でも同じような展示を見たことがあると指摘したという。実際、他のペット自動販売機を報じたニュースや、ペット自動販売機を製造している企業のオンライン広告によってその事実は確認されている。また、微博のコメント欄には、病気の動物や適切な世話がされずに狭いケージの中で死んでしまった動物もいたことが書かれていたようだ。
動物虐待ともいえるこのビジネスモデルには「この土地には生命に対する基本的な敬意がない」「誰がこんなことを許可したのか」などと否定的な意見が多く寄せられているというが、今回の炎上を受け、すぐにでもこの販売機が撤去されることを願いたいものだ。