ワンコがモバイルバッテリーをかじり火災に
「注意深く適切に取り扱わなければ、災害につながりかねないものが家にはあるかもしれません」
そんな注意喚起とともに、このほど1本の動画をSNS上で公開したのは、米オクラホマ州タルサ消防局である。今年5月に一件の住宅火災が発生したというが、その原因となったのは、今や家庭に1つはあるといっても過言ではない”モバイルバッテリー”だったのだ。
当時、飼い主は外出中で自宅には二匹の犬と一匹の猫がいたという。そして、一匹のワンコがどこからかモバイルバッテリーをくわえてきて、クッションの上でかじって遊び始めたのだが…
NEW: Dog starts a house fire in Tulsa, Oklahoma after chewing through a portable lithium-ion battery.
The Tulsa Fire Department released the following video to warn people about the "dangers of lithium-ion batteries."
Two dogs and a cat were filmed hanging out before one… pic.twitter.com/skTb8YEzJ6
— Collin Rugg (@CollinRugg) August 6, 2024
突然、そのモバイルバッテリーは火花を散らして発火し、煙を立てて爆発すると、そのまま火の手が上がったのである。ワンコたちも驚いている様子が捉えられているが、幸いにもペットドアから逃げ出すことができたため、命は助かったとのことだ。
タルサ消防署はリチウムイオン電池の危険性についてこのように言及している。
リチウムイオン電池はコンパクトなスペースに大量のエネルギーを蓄えますが、このエネルギーが制御不能に放出されると、熱を発生させ、可燃ガスや有毒ガスが出て爆発に至ることさえあります。
日本でもモバイルバッテリーや扇風機などリチウムイオン電池に関連する事故が取り上げられているが、全米各地でも同様に事故が相次いでいるという。そのため、電池の使用方法や安全な保管方法、そして適切な廃棄方法についてしっかりとした知識を持ってほしいと呼びかけている。
参照元:X