機内の全スクリーンにR指定映画が流れる
今月6日、オーストラリアの航空会社「カンタス航空」の機内で、座席に備え付けられているすべてのスクリーンでR指定の映画が流れるというトラブルが発生した。一体何が起きたというのだろうか。
トラブルが起きたのは、豪シドニーから羽田に向かう便だったという。カンタス航空が出した声明によると、機内エンターテインメントシステムの技術的な問題が起きたために、乗客らは映画を個別に選択することができなかったようだ。スクリーンで一斉再生できる映画は限られていたというが、そのリストの中から乗務員は乗客らからのリクエストに基づき、ある映画を上映することとなった。
Qantas Airways apologizes after R-rated film reportedly airs on every screen during flight https://t.co/MGJbMNDdkI
— The Associated Press (@AP) October 8, 2024
しかし、それがR指定の映画だったというのだから機内がざわついたことは言うまでもないだろう。
約1時間上映され航空会社が謝罪
SNSの投稿によると機内で上映されたのは、ダコタ・ジョンソンとショーン・ペン主演の2023年公開の「Daddio」という映画だったようで、 ”全体を通しての過激なセリフや性的描写、生々しい裸の描写”を理由に米国映画協会によってR指定されている。redditユーザーによると、たとえヘッドフォンをしていなくてもスクリーンには性的な文章が映し出されていたという。
結局、その映画は約1時間ほど上映され、その後、ようやく子供向けの映画に切り替わったが、多くの乗客は不快感を隠せなかった。カンタス航空の広報担当者は、「この映画をフライト中に上映し続けることは明らかに不適切であり、このような経験をされたお客様に心からお詫び申し上げます」と謝罪するとともに、この映画が選択された経緯を調べると述べている。