自撮りのために救命胴衣の着用を拒否
9月29日、ブラジルのサンパウロ沖合でスピードボートが沈没する事故が起き、乗船していた女性インフルエンサー2人が命を落とした。
🇧🇷INFLUENCERS DROWNED AFTER REFUSING LIFE JACKETS TO PROTECT SELFIES
2 influencers, Aline Tamara Moreira and Beatriz Tavares da Silva, drowned after refusing life jackets during a yacht party off Brazil’s "Devil’s Throat" coast, reportedly to keep selfies and tans intact.
Their… pic.twitter.com/4Y11fxCrrj
— Mario Nawfal (@MarioNawfal) October 29, 2024
地元の報道によると、過密状態のボートで友人らと豪華ヨットパーティーを楽しんでいたアリーヌ・タマラ・モレイラ・デ・アモリムさん(37)とベアトリス・タバレス・ダ・シルバ・ファリアさん(27)は、ボートが岸に戻るためにイグアス川沿いの「悪魔の喉笛」に差し掛かるとき、救命胴衣を着用するよう言われたもののそれを無視した。船長の証言では、数人が自撮りや日焼けの邪魔になるからといって救命胴衣の着用を拒否したこと、また、定員5名であるにもかかわらず、ボートには6名が乗船することを命じられたことが明らかになっている。
警察の発表によると、ファリアさんの遺体は海上に漂流した後、ブラジルの海上消防隊によって回収され、アモリムさんの遺体は事故から1週間後に発見されたという。アモリムさんは事故の直前に豪華なボートに乗っている写真をソーシャルメディアに投稿していた。
当時、亡くなった2人とともにこのボートに乗っていたヴァネッサ・オードリー・ダ・シルヴァさんは、ボートが沈んだ後、無我夢中で救命胴衣をつけ、岩にしがみついたことで命拾いしたことをメディアに語っている。救命胴衣さえつけていれば助かった命かもしれないと考えると悔やんでも悔やみきれないだろう。救命胴衣の重要性を軽視した代償はあまりにも大きかったようだ。
参照元:X、New York Post