【自殺住宅】ボリビアの断崖絶壁に建つ住宅がヤバすぎるも住人は立ち退きを拒否!

カルチャー

断崖絶壁に建つ自殺住宅

ボリビアのエル・アルト郊外に建つ数百棟の住宅は”自殺住宅”と呼ばれている。その理由は、コチラの映像をみていただければ一目瞭然であろう。

エル・アルト市で最も賑やかな商業地区のひとつであるラ・セハのパノラマ大通りに位置するこれらの住宅は、土砂崩れの危険性が非常に高いとされる土の崖のギリギリという不安定な場所に建っているのだ。さらには、ここ数週間、ボリビアは大雨に見舞われており、地滑りの危険性が更に高まっているというのである。行政は住人らにその危険性を訴えるも、彼らにはここを離れられない理由があり、説得は難航しているようだ。

シャーマンや商人にとって重要な場所

実は、これらの建物にはヤティリと呼ばれる地元のシャーマンや商売人らが住んでおり、いつか命を落とすリスクがあったとしても商売場所を手放したくないと考えているという。この地はヤティリにとって非常に重要で、ここにいる限りアンデスの先住民が崇拝する女神パチャママが守ってくれ、これを維持するためなら何だってするというのだ。

エル・アルトの自殺住宅はこれまでも危険だと認知されていたものの、大雨と気候変動に起因する環境の変化が地滑りのリスクを悪化させている。このままだと行政も強硬手段に出る必要があると話しているが、当人の意思や信仰があるがために難しい問題となりそうだ。

参照元:YouTubeOddity Central

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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