危険すぎるカーブを設計した担当者ら処分
このほど、インドのマディヤ・プラデーシュ州で、ある高架橋の建設を担当した建設会社とコンサルタントがブラックリスト入りし、また設計に携わったチーフ技士2名とエンジニア7名が停職処分となる事案が起きた。
一体どんな高架橋を建設していたというのか。
ソーシャルメディアで話題となったのは、このほぼ90度のカーブである。鉄道踏切の待ち時間を短縮するために長年計画されてきたこの建設工事だが、高架下に駅があることから土台となる土地が限られておりこのような形状になったという。それでも、このカーブが事故を誘発するのは目に見えており、インド国内外からは批判の声とともに嘲笑する声も上がっている。
チーフ技士は高架橋を走行する際には速度制限を徹底し管理するつもりだったと話すものの、安全面を考えたうえで現状開通させることは不可能だと判断され、改良工事が終わるまで無期限の延期となってしまった。事故が起きる前に立て直しができたのはよかったが、工事をおこなうにあたり、各所で確認がなされたはずである。なぜこの設計で許可が出たのか、多くの人が理解に苦しむのは当然だろう。
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