【父親の同意なく…】14歳の少女が豊胸手術後に死亡、母親の交際相手の形成外科医が調査対象に

事件

14歳の少女が豊胸手術後に死亡

メキシコの14歳の少女が、父親の知らないところで豊胸手術と臀部リフトを受け、そのわずか数日後に死亡するという痛ましい出来事が起きた。この件において、母親の交際相手である形成外科医が過失致死の疑いで捜査を受けていると報じられている。

地元紙エル・シグロ・デ・ドゥランゴによれば、パロマ・ニコル・アレジャノ・エスコベドさんは極秘でおこなわれた手術後に、脳浮腫と心臓障害で昏睡状態に陥り、メキシコ・ドゥランゴ州の病院で亡くなった。父親のカルロス・アレジャノ氏は、当初、娘は新型コロナウイルス感染症の合併症で死亡したと伝えられていたが、最期の別れを告げる際に初めて彼女が美容整形手術を受けていた事実を知ったのである。

AZセントラル紙が報じたところによると、親族数人が葬儀の場で彼女の胸が以前より大きくなっていたと話しており、そのことを母親に伝えると「そんなことはない、何も知らないわ」と否定したという。疑念をもった父親は、元妻の家族を部屋から退出させると、自分の母親と妹、義理の妹に娘の遺体の検視を手伝わせた。「案の定、娘は豊胸手術を受けていました。インプラントと傷跡の写真も存在し、我々は直ちに解剖を要請しました。」と父親は訴状で述べた。

元妻の交際相手が手術を執刀

豊胸手術のことは父親には何も知らされておらず、元妻が同意したとみられている。さらに、この豊胸手術は元妻の交際相手である45歳の形成外科医が執刀したというのである。父親は、元妻とその交際相手が娘の死について隠蔽工作を図ろうとしたと強く非難し、この事件が起きた原因は彼らにあると主張している。

メキシコでは整形手術に特定の年齢制限はないが、通常は18歳未満の場合、両親双方の同意がなければ施術されない。ドゥランゴ州検事総長は現在、母親による養育上の過失の可能性について調査中だといい、その理由として「保護下にあった未成年を危険な状況に置いた」ことを挙げている。

検察官によると、当該外科医はすでに免許停止処分を受けており、医療過誤の疑いで捜査中だという。また、検視結果次第では、より重大な犯罪に問われる可能性もあるといい、司法長官は「過失致死罪の可能性があり、おそらく医療過誤責任も問われるだろう」との見解を示している。

亡くなった少女の父親は、悲しみに暮れるなか、こうした手術の危険性を警告する運動を開始し、「少女にインプラントは必要ない」をスローガンとするデモ行進を計画している。そして、自身のインスタグラムアカウントにはこう投稿した。

少女を性的対象とすることを正常化し続けたり、一部の大人が彼女たちの命を危険に晒す野望を容認することはできません。私たちは正義を求め、この犯罪が罰せられないまま終わらないことを求めます。少女たちには自由で、安全で、尊重されながら成長する権利があるのです。

参照元:XNew York Post

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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