悪臭の原因はおならスプレーだった
先月、米サウスカロライナ州の高校で、糞便の臭いを放つスプレーを撒き散らしていた男が逮捕され、起訴された。
フローレンス郡保安官事務所の発表によると、学校秩序妨害および悪意のある器物損壊の容疑で逮捕されたのは、同校で補助教員として勤務していたアレクサンダー・ポール・ロバートソン・ルイス(32)である。
捜査官によると、ルイスは8月25日から 9月19日にかけて、ウェスト・フローレンス高校でこのおならスプレーを複数回使用したという。このスプレーは糞便やおならの臭いを模倣するように設計されているもので、TikTokやソーシャルメディアで車や自宅、エレベーターで悪臭を噴霧する悪ふざけをする人々の動画が話題となっており、オンラインでも購入することができるという。
当局によれば、このスプレーは学校に混乱をもたらし、呼吸器系の医療処置を必要とした生徒もいたほどだったという。また、保安官事務所は、今回の件により、学校の空調システム修理など被害総額55,000ドル(約818万円)という高額な請求が発生したとも述べた。
単なるいたずらだったのだろうか。一体なぜこのような行為に出たのか動機は不明だが、実は2023年にも類似の案件が起きている。当時、テキサス州の高校で、おならスプレーを使ったいたずらが原因で避難指示が出され、吐き気や頭痛で生徒が病院に搬送される事態となった。当時18歳と17歳だった少年2人は、禁止武器所持の罪で刑事告発されたが、今後、ルイスが裁判で何を語るのか気になるところである。