20時間運転してクロアチアに到着
11月上旬、フランス西部のコミューン、シャティヨン=シュル=トゥエに住む85歳の男性が、自宅から約19キロ離れた隣町エアヴォーにある診療所へ向かう途中で、思いがけず生涯で最も長いドライブをすることになった。
診療所へ来院せず、所属する団体の会合にも姿を見せなかった男性の所在について、家族は次第に不安を募らせ、間もなく警察に失踪届が出されたという。最悪の事態を想定していた家族だったが、当局から返ってきた答えは予想外のものだった。
※画像はイメージです
なんと、警察が軍に要請した携帯電話の位置情報が、自宅から1500キロほど離れたクロアチアのホテルで発見されたというのだ。
実はこの男性、本人も気付かぬうちにイタリアなどを経由してクロアチアに到着してしまっていたのである。なぜそこまで行ったのか尋ねられた男性は「何が起きたのか理解できなかった」と話し、GPSの不具合が原因でこの長距離ドライブに至ったと説明している。
高齢男性が20時間運転して1500キロ離れた異国の地に辿り着いていたことには驚きが隠せないが、地元メディアによれば、男性に認知機能傷害や方向感覚の喪失が確認されていたわけではないという。家族はすでにクロアチアに男性を迎えにいったとのことだが、高齢者の免許返納の課題は世界中で共通していることなのかもしれない。
参照元:Oddity Central
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