道路の排水溝から、アライグマの顔がひょっこり突き出していた。かわいらしい光景に見えるかもしれないが、本人にとっては一大事。格子にはまって身動きが取れなくなり、助けを求めるように小さな前足を伸ばしていたのである。
高速道路の脇で「助けて!」
舞台はカナダ・オンタリオ州バーリントン。高速道路403号線から407号線へ向かうランプ付近で、通りかかった運転手たちが排水溝にはまったアライグマを発見した。格子の間から頭だけが出ており、自力では抜け出せない状態だった。
通報を受けたオンタリオ州警察は現場へ急行。走行車両が近づかないよう車線を一時封鎖し、救助を始めた。高速道路で警察が交通を止める理由はさまざまだが、今回はアライグマ一匹のためである。
格子を持ち上げ、ついに脱出
警察官たちは排水溝の格子を持ち上げ、閉じ込められていたアライグマを無事に解放した。警察はこの小さな救助対象に「ロッキー」という名前を付けている。
幸い目立ったけがはなく、ロッキーは助け出されると、そのまま近くの茂みへ走り去ったという。運転手の素早い通報と、警察の機転が一匹の命を救ったのだった。
お礼を言う間もなく逃走
警察の公式SNSには、格子から顔と前足を出したロッキーの写真も公開された。人間なら少々恥ずかしい姿だが、本人は撮影どころではなかったに違いない。
車線まで封鎖してもらった大がかりな救助劇。しかしロッキーは、助けてくれた警察官に礼を述べることもなく、森へ一直線。野生動物らしい、実に潔い退場であった。
▶ オンタリオ州警察・高速道路安全部門の公式Instagram(救助写真の投稿元)
参照元:
UPI【1】
CityNews Toronto【2】
OPP Highway Safety Division公式Instagram【3】
Youtube CP24【4】








