シベリアでサバイバルする「Game2:Winter」というリアリティーショー番組の放送を開始すると発表された。その内容があまりにも過激かつ過酷すぎると物議をかもしている。
レイプ殺人なんでもありのサバイバル
この番組は、18歳以上の男女30人がシベリアの荒野で、約9ヶ月（2017年7月1日～2018年4月1日）の間サバイバルを行う姿を公開するのである。そこに設置された2000台の定点カメラで24時間リアルタイム中継がなされることになる。
参加者は、この長期間あらゆる方法を使い生き残らなければならない。最後までサバイバルし続けることができた参加者には約２億円（１億ルーブル）が山分けされることになる。
過酷な環境の開催地
しかし、開催場所であるシベリアでは季節ごとに摂氏35度からマイナス40度まで変化し、更に野生の熊や狼が生息している。かなり危険であるということは言うまでもないだろう。
危険性の割に報酬が少ない気もするがリタイアする参加者が多い予想なのだろうか。
参加者が生存していくため、最初に手渡される物資の中にナイフがある（銃器はない）。週に一回カメラに向かい支援者に懇願し寄付してもらうことで他の物資も調達することも可能だという。
同番組には医者や同行者がおらず、参加者が何らかの理由で離脱するためには設置されたリタイアボタンを押し、迎えに来るヘリを待たなければいけない。
危機的状況や、野生生物や自然が相手ともなると、ヘリが到着した頃には”時既に遅し“ということも往々にありえるだろう。
(野生の狼は晴天時では９キロメートル先、開けた場所では１６キロメートル先の音を感知するという。)
ゆえに参加者には、はじめに「死ぬ可能性があること」と「何があっても当番組は無関係であること」、そして「犯罪を犯した場合、ロシアの法律で裁かれることを了承すること」に対して同意させられるのだ。
この番組の主催者である起業家のピアトコスキー氏は「この番組では喧嘩、飲酒、喫煙、強姦や殺人を含むすべてが許可されている」と強く述べており、同氏はこの企画について「野生における人間の生存についての新たな真実のプロジェクトだ」とも述べている。
恐ろしすぎる。そんな考えや趣旨を強調すれば、イカれた輩が集まり企画自体が混沌した状況になると筆者は考える、、、
なんなんだこの番組は！！！
まじで危なすぎる、、、
バラエティに富んだ参加者
ここまで危険であることが明白にも関わらず、応募者が続々と募っているという。サバイバルであるため、そういった能力に特化した人間が多く希望するのかと思いきや、案外そうでもない人が多く見受けられる。どっちにしろ変わった人であることには違いはないが。
チェンさん
年齢: 24歳
身長：175 sm
体重：68 kg
出身：中国上海
小学校で５年間にも及ぶサッカー経験で体力に自信がある。日常では仕事をしつつも、マラソンランナーでもある。
一見、人気お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木さん似の痩せ型な人や、
グレゴリーさん
年齢：26歳
高さ：180 cm
重量：180 kg
職業：メディカルブラザー
出身：ロシア
私の体型なら５日間食料なしでも生きていける。
K1ファイターのバタービーン氏と同じ体型の食いしん坊そうな人もいる。
特に、好奇心旺盛な起業家の参加者が多く見られる。
他には会社員、教師、専業主婦、冒険家、元軍人や果てはフリーターまで、まるで昔日本で一斉を風靡した番組『恋愛観察バラエティーあいのり』のような、多種多様な人が参加を希望しているのである。
こちらの方は、ただ単に筆者の目が谷間にいってしまったので紹介しておく。
イリーナさん
身長：167cm
体重：50kg
職業：水泳コーチ趣味は映画鑑賞、読書、散歩等です。
かなり一般的な女子感が漂っているのだが、こんなにも過酷な企画で無事生還できるのだろうか？
どう見てもクレイジー過ぎる企画
現在、同番組では寄付や投資、スポンサー等を募っている。
また投資家が相当な額を入れ込んでるとあって、企画倒れになる可能性は低そうだ。
もし実現するとなると、視聴者は画面の向こう側にノーリスクで、参加者が味わう極限状態を生々しく観ることができる。
リアルタイムで何が起きるかわからない無法地帯、批評は多く集まれど計り知れないほどたくさんの人数が番組を覗くことになるだろう。
このように人の生死をエンターテイメントの商売道具、つまり見世物にしてしまうのは、メディアのモラルを大きく逸脱した形である。
我々は深く考えずインターネット上に溢れた自分の興味あるコンテンツを眺める。提供者は、注目をより多く集めようとする。それがあまりにも行き過ぎると、大切な何かを見失いがちになるはずだ。
過去ローマ時代に、人同士を殺し合わせ盛り上がっていた競技場「コロッセウム」のような場所が、現代になりインターネット上で再現されようとしているのかも知れない。
参照元:game2winter.ru、Facebook、Instagram[1]、[2]、[3]
