まるでピエロ・・・・ブドウのように鼻が腫れあがってしまった男性の悲鳴
スロバキアに住む、52歳の男性の容貌が衝撃的だと話題になっている。
なんと、鼻に腫瘍のようなものが大きくできてしまったのだ。
顔の半分が隠れてしまうほどの大きさにまで腫れてしまった鼻。もはや原形をとどめていない。
横から見ると異常な膨れ上がり方がよくわかる。こぶのような見た目で、毛穴はクレーターのようにボツボツしている。
男性はデイリーメールのインタビューに対しこう答えた。
「道を歩いているとき、人はピエロでも見てるような顔で私を見るんです。」
この鼻で人前を歩けば人々の注目を集めるだろう。この一言から彼の苦しみが伝わってくる。
決して生まれつきではなく、突然この鼻の腫れに悩まされ始めたようだ。
自分の顔が変形していくのを見るのは、さぞかし辛かっただろう。
彼は悩んだ末、鼻の手術をしてもらおうと美容整形外科のある病院に受診した。
こうしてみると、まるでキノコやブドウのようだ。この手術には整形外科医が携わり、何事もなく成功したという。
医師はこう症状を説明した。
「鼻の美醜の問題だけではなく、目の炎症も併発しており失明するところでした。」
彼の鼻はこのように普通の大きさに戻ったが、目の付近にも血がついているところから、失明の危険性が高かったことが伺われる。
炎症は鼻だけではなく目にまで及んでおり、このまま放置していたら危なかったのだ。
何はともあれ、男性は普通の容姿になれて幸せに暮らしているという。
一体どうしてこうなってしまったのか・・・-―――調べた結果、日本人でもなり得る、ある病気が原因であることが分かった。
この症状の正体は、日本人でもなるというあの病気。
この病気の名前は、「酒さ(しゅさ)皮膚炎」というものだ。
鼻や頬などが赤くなり、まるで酒を飲んだ時のような見た目になる病気だ。
症状の重症度は第1度、第2度、第3度の3つに分類されている。
・第1度酒さ・・・紅斑・毛細血管拡張型 顔がほてったり、血管が細く見えるようになったりする。
・第2度酒さ・・・丘疹・膿疱型 ニキビのようなブツブツができる。
・第3度酒さ・・・腫瘤・鼻瘤型 ブツブツが悪化しコブのように盛り上がる。
・・・眼型 結膜炎や角膜炎などの眼病を併発する眼型も。
上記の男性はこの第3度酒さを放置してしまった状態だ。
一般的に皮膚が弱い白人がなりやすい皮膚病だが、日本人でも中高年以降の人が発症しやすいといわれている。
しかし日本ではあまり認知されていない皮膚病のため、ニキビなどと勘違いし、放置して悪化してしまう人も多いという。
もし中年になってから顔が赤くなってきたという人がいたら、酒さを疑ってみると良いだろう・・・・