わずか11才で性同一性障害をカミングアウト!
こちらはアメリカ、ミシガン州に住むコーリー・メイソンさん(15才)。ひときわ目立つ美貌で現在はモデル活動もこなしている。
彼女をみてなにか違和感を感じる人はいるだろうか。この可愛らしいルックスからは想像しがたいが、実はコーリーは男の子としてこの世に生を授かった。そう、彼女は男として生まれたもののそれに違和感を感じ、女として生きることを選んだトランスジェンダー(性同一性障害)なのだ。
今から4年前、11才の時コーリーは両親にこう告げたのである。
「自分は男じゃない。なにか入り混じった感情があるの。私は女の子なの!」
息子のカミングアウトが母の心を揺さぶった・・・。
そんな息子のカミングアウトに心を揺さぶられたのは母親エリカだった。
結婚して5人の子供をもうけていたエリカだったが、実はエリカも長年自身の性に葛藤があったのである。しかしカミングアウトをすることで今の幸せな家庭が崩壊することを恐れ、胸の内にそっと秘めていたのだ。
「ママも女じゃない。男なの!」
そんな息子の勇気あるカミングアウトに心を打たれたエリカ。ついに「自分も女ではなく男なんだ!」と家族に告げたのである。今現在報告されているなかでは、世界初の親子トランスジェンダーだといわれている。
そして息子コーリーは娘コーリーに、母親エリカは改名し父親兼母親エリックに生まれ変わったのである。
妻が男になっても愛し続ける夫「彼女の内面はなにも変わらないよ」
エリックは両乳房切除し現在は男性ホルモンの投与を続けている。そしてコーリーも2年前から女性ホルモンを投与している。そんな2人を全面的にサポートしているのはエリックの夫と4人の娘たちだ。
エリック:「感謝しきれないくらい夫がサポートしてくれるよ、コーリーがカミングアウトしたときも、そして僕がカミングアウトしたときも。この幸せな結婚生活が終わってしまうことを覚悟していたけど、こうやって今も一緒にいられることを本当にうれしく思うよ。」
コーリー:「4人の姉妹たちは男兄弟を嫌がってたから私が女になって喜んでるわ。人形遊びをしたりファッションの話をしたりできるしね。」
今回メディアに公表したことをきっかけに、性同一性障害で悩んでいる人たちが一歩を踏み出す勇気につながれば、と願う2人なのだった。
参照元:Instagram