出産は女性にとって大仕事である。その方法がどうであれ、母になるということはすごいことなのだ。しかし自然分娩よりも帝王切開で出産するほうがラクだと思われがちなのである。一体どういうことなのか・・・。
「これが帝王切開後の母の姿よ!」
5月12日、インスタグラムに投稿されたある写真が話題になっている。それがコチラ。
ある女性が2人目の子供を帝王切開で出産した際に撮影されたものだ。帝王切開後、まだ1時間しか経過していないとあって、傷痕や縫った跡が痛々しい。あまりお目にかかる機会はないかもしれないが、これが帝王切開で出産した女性の姿なのだ。
自然分娩の場合、突然来るおしるしや破水にまず驚く。そして陣痛に何時間も何十時間も苦しみ続けたあとに、何度もいきんでようやく赤ちゃんと対面できる。
それが帝王切開となると、あらかじめ手術日を決められ、麻酔をしたうえで下腹部を切り赤ちゃんを取り出すため、陣痛の痛みを知らずにラクに出産できると考えている人が多いというのだ。
オーストラリアの人気ブロガーがママ代表として立ち上がった!
そんな偏見に意見するため先ほどの写真を投稿したのが、オーストラリアの人気ママブロガー、オリビア・ホワイトさん(28才)だ。
2児のママでもあるオリビアさんは、ブログやインスタを通してファッションのみならず、育児や食事に関することなどを発信している。当然彼女のフォロワーは多く、今回の強いメッセージに賛同したママたちの間で賞賛の声があがっている。
「帝王切開だったの?ラクでよかったわね!」なんて言わないで!
「帝王切開だったの?ラクでよかったわね!」
そんな心ない言葉をかけられるのは心外だとオリビアさんは話す。
「帝王切開がラクだと思うのなら、自分の下腹部をサメに食われたみたいに15センチ切ってみたらどう?それからその傷痕を魚釣りのワイヤーで縫い合わせるのを想像してみて。」
帝王切開をした場合、この傷痕とは一生顔をあわすことになる。傷痕は薄くはなるかもしれないが、下腹部にできた溝はそう簡単に消えるものではない。そして産後、数年たってもまだ時々傷が痛むという人が多いのが現状だ。しかしオリビアさんはこう話すのだ。
「長女を出産したとき、急遽帝王切開になったの。あのとき帝王切開をしていなかったら、私と長女2人ともの命が危なかったわ。だからこそ私は帝王切開の傷痕を誇りに思うのよ。」
まわりの目を気にする必要なんてない!これがママなの!
妊婦姿の写真を載せる人は多いが、オリビアさんは迷うことなく産後の姿も投稿している。
そう!出産を経験したことがある人ならおわかりだろうが、この姿こそ「真の母の姿」なのだ!
たるんだお腹も仕方がない!この2枚の写真を比較してみたら簡単にわかることだ。あれだけパンパンに皮膚が伸びきっているのだから、産後はこうなるのが当たり前なのだ。
このあと、このたるんだお腹がどうなるのかは努力次第というところか。今後もオリビアさんにはママ代表としてリアルな声を届けてほしいものだ。
参照元:Instagram