【知っておくべきガンの兆候】右あごをガンで失いながらも克服した男性が話題に!

健康

ここ数年、懸命に乳癌と闘っている小林麻央さん。しかし今回、癌があごに転移し、在宅医療に切り替えたとの報道が流れた。

『癌』という診断を受けたとき、誰もが脳裏に死がよぎるかもしれない。しかし癌告知を2度も受けたにもかかわらず癌に打ち勝った男性がいるのだ。あごと肺を癌に侵されながらも見事に克服した彼のストーリーが海外で話題になっているので紹介しよう。

1度目の癌:口元に痙攣、口内に苦味を感じる異変

Lorenz Driesさんの投稿 2012年10月6日

ベルギー出身のロレンツさん(29才)が最初に異変を感じたのは18才のときだった。原因不明の口元の痙攣や口内に苦味を感じ始めたのである。しかし大事とは考えず日々の生活を続けた。

それから時が経ち、歯医者で親不知の治療中に衝撃の診断を受ける。

親不知を抜いたあとの穴を検査した際、バクテリアに感染し大きな嚢胞(のうほう)が出来ているのを発見した歯科医は、レントゲンを撮ることにした。すると直径5㎝の大きな黒い塊があごの骨に癒着しており、これが腫瘍、いわゆる癌だったのである。実は以前、痙攣や苦みを感じたのは、この嚢胞から出る体液が原因だったのだ。

2012年、ロレンツさんは24才のときに癌宣告を受けた。異変を感じて実に6年が経過していた。そして生きるために右あごを切除することになったのである。手術は成功し、平穏な日常を取り戻したかに見えたのだが、あごの形を取り戻す形成手術をはじめた矢先、ロレンツさんをさらなる悲劇が襲うのである。

2度目の癌:急速な体重増加、吐き気

足元や腰の骨や組織を、あごに移植する手術の経過は良好だった。そんななか、急速に増加しはじめた体重と吐き気に違和感を感じていたロレンツさんは、2015年、白血病と診断されたのである。白血病という診断名ではあったものの、実際には右肺に新しい癌がみつかったのだ。

それから精神的にも苦しい化学療法と放射線治療が始まった。そして9か月間の孤独な戦いの末、癌を克服したのである。しかしこれらの治療方法があごへの移植の妨げとなり、形成手術は失敗に終わってしまった。

3度目の手術であごの形を取り戻すことに成功!

しかし先月、背中から腰の部分にかけての脂肪を頬から注入することであごの形を再現することに成功したのである。まだ多くの組織や形は失われたままだが、今後さらに手術をおこなう予定だという。

YouTuberでもあるロレンツさんは自身のチャンネルでこう発信している。

「あきらめなくて本当によかった。僕が克服できたんだから君にもできないはずはない。まずは自分自身を愛することで自信が生まれるはず。時にはわがままに自分のことを1番に考えてみてもいいんじゃないかな。」

癌と闘っている人やその家族には他人には計り知れない苦しみがあるだろう。しかし『死』だけを見据えるのではなく、このように克服できた人もいるということを知ってほしい。ロレンツさんの言葉を胸に、希望を捨てず一日も早く回復することを願わずにはいられない。

参照元:The Sun、InstagramFacebook

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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