女性には理解されにくい、男性の収集癖。しかし地道に続けた結果、おおきな記録を作ってしまうことも。
今回はある日本人男性が意外すぎるモノを収集し続けてギネス世界記録を更新したというので紹介しよう。
ハローキティーを集めて35年の元警察官!
数えきれないほどのキティちゃんに囲まれて満面の笑みを浮かべるのは千葉県在住の郡司政夫さん(67歳)。その手にはしっかりと『ギネス世界記録認定証』が掲げられている。
郡司さんは定年まで警察官として働き続けたというキティちゃんとはギャップがありすぎる世界にいらした方だ。そんな郡司さんが、世界一のハローキティーコレクターとしてギネス認定されたのだ!
郡司さんとキティちゃんとの出会いは35年前。職場の慰安旅行に出かけた際に、旅先でキティちゃんのストラップを買ったことがきっかけだった。
「厳しい仕事だったから、キティちゃんの顔を見るだけで癒されたんです。」
ギネス記録として認定されたのは5169個!
実際には1万個以上ものハローキティーグッズを収集しているが、今回は審査員が制限時間8時間で審査できるように5250個を厳選して会場に運んだという。
「赤いリボンのキティ以外は認めない」という厳しい基準があり、クリアしたのは5169個!これまでギネス世界記録を保持していた日本人女性の4519個を大きく上回り、新世界記録を達成したのである。
コレクションで埋まるキティーハウスには海外からのファンも!
千葉県四街道市栗山にある郡司さんのお宅に隣接されたピンク色の建物が目を引く。こちらが膨大なハローキティーグッズを収集するために2013年に建てられたキティーハウスである。
早速、キティーハウスに潜入してみよう!
中へ入ると、文房具、玩具、ぬいぐるみ、ヘルメット、腕時計、帽子など様々なハローキティーグッズが所狭しと飾られている。2016年11月23日にギネス世界記録を更新してからは近所の子供たちだけではなく、遠方から多くの人が一目みようと訪れているという。最近では海外から訪れる人も多く、ギネス認定の重みとともにキティちゃんの人気ぶりを改めて感じているようだ。
ところで奥さんの反応は!?
この意外すぎる郡司さんの趣味を奥さんはどう思っているのだろうか。
変な収集癖が理由で別居したり離婚したりする夫婦もいるが、郡司さん夫婦はとても仲が良いのだ。奥さんは特にキティーちゃん好きというわけではないようだが、ハローキティー収集には協力的で買い物などにも出かけてくれるという。なんとも出来た奥様だ。
郡司さんのハローキティー収集は定年後にさらに加速している。キティーちゃんは日本だけにとどまらず海外にファンが多いことでも知られている。東京オリンピック頃にはこのキティーハウスが観光名所となることも期待できそうだ。