2500年前のちょい悪オヤジたち
ちょい悪オヤジ。
雑誌「LEON」が提唱した、すこしやんちゃな中年男性ファッションを指すこの言葉。
もはや、流行言葉ではなくしっかりと定着した感もあるが、言葉の認知とおなじくちょい悪オヤジといわれる人種もある一定の市民権を獲得したのではなかろうか。
しかし、実はそのちょい悪オヤジ、2500年程前にも存在したことが判明したと話題になっている。
そう、いにしえの時代にもイケてるちょい悪オヤジがいたというのだ!
一体どういうことなのか!?
これがその証拠である!
おおう、、、ほんまや、ちょい悪オヤジやん、でもこれって、、、
そう、これはギリシャ時代の彫刻に服を着せたらちょい悪オヤジになっちゃった的なヤツなのだ!!
歴史や美術の教科書で目にしたことのある美しい造形美は説明の必要もないだろう。しかし、ひとたび服を着せた途端、ちょい悪オヤジに大変身してしまうのだ!!
物悲しい系ちょい悪オヤジ。このくらいの、、、このくらいの隙間にはいる大理石みつかれへん、、、
退屈系ちょい悪オヤジ。紀元前かったりぃ、、、
育メン系ちょい悪オヤジ。またおやつ食べたいって?さっき食べたやろ?
このアイデアを思いついたのは、フランスの写真家レオ・カイヤール(LÉO CAILLARD)さん。
「彫刻に服を着せる」ありそうでなかったこの発想!すげえ!
この作品「ヒップスター・イン・ストーン(Hipsters in stone)」は、ルーブル美術館に収蔵されている彫刻コレクションを撮影し、その後写真加工をして服を着ているかのように見せている。
これまでの彫刻作品の、まっ裸または布きれ一枚的イメージを覆す斬新な視点をあたえている!
え?頭の上になんかのってるって?いやこれオシャレやから。
それにしてもちょいワルぐあいが絶妙ではないか、、、いにしえの彫刻芸術と現代の感覚が見事にマッシュアップされている!
この他のカイヤールさんの斬新な作品がみたい人は彼のホームページをチェックしてほしい!