国外逃亡しちまったアグレッシブ小学生登場
画像はイメージです。
▲うおあー!やべー成績とっちゃったー!
子どもは時に、大人も驚くような凄まじい行動力を発揮する。
「野菜たべたくない」「学校いきたくない」などなど・・・大人にとっては小さい悩みでも、子どもにとっては一大事。それが大きな起爆剤となり、とんでもない方向へいってしまうことがある!
今回紹介するドイツの男の子は、通知表が原因でスイスまで国外逃亡してしまったのだ!!!
国外逃亡の理由は「通知表の成績が悪かったから…」
逃亡してしまった少年は、デンマークに近いドイツ北部の街・シュレスヴィヒで暮らす、10歳の小学生だ。ちなみに少年の氏名などは公開されていない。
この事件は、7月21日、少年が学校からなかなか帰ってこないことに心配した両親が警察に相談したことから始まる。
州警察がすぐに発見することができなかったため、両親は最悪の事態を想定していた。そんな中、列車の車掌から「男の子がひとりでバーゼルに向かっている」と通報が入り、警察はすぐさま保護に向かったという。
その通報を聞いた大人たちは大変驚いただろう。少年はドイツ・シュレスヴィヒからスイス・バーゼルまで逃げようとしていたのだ。
上の経路を見てもわかるように、到着までに車なら9時間以上かかる道のりで、家出とは言えないレベルの逃避行だ。このままスイスへ逃げていたとしたら、捜査はより難航していたに違いない。
▲バーゼル行きの長距離列車ICE。
10歳にして9時間かけて異国へ逃げようだなんて、すごい勇気の持ち主だ。
少年は補導後、理由を聞かれると
「とにかく遠くに行きたかった。うちに帰ってパパとママに通知表を見せたくなかった。学校からそのまま駅に行って、バーゼル行きの切符を買ったんだ。」
と説明したという。
といっても、彼の成績はとても優秀で、今回の通知表に一つだけC(平均点)の科目があったことを気にしていた。そのせいで彼は怒られるのを恐れ、衝動的に逃げたくなってしまったようだ。
厳しい家庭で育てられていることが伺われるが、あまりに厳しすぎて勉強嫌いになってしまっては元も子もない。
せめて今回だけでも、ご両親は「よく頑張ったね」と抱きしめてあげて欲しいものだ・・・。
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お騒がせな事件だったが、筆者はこのニュースを見て、子どもらしい理由にちょっとほっこりしてしまった。
一方で、怒られるのを恐れて通信簿を見せたくなかった、という理由を聞いて、「そんなことあったなあ・・・」と共感した人もいるのではないだろうか。
悪い成績をとってしまい、お父さんとお母さんに叱られると思ったら・・・小学生の頃のあなたなら、国外逃亡したくなるレベルの恐怖を感じていただろう。
お子さんがいるご家庭の方は、プレッシャーはあまりかけ過ぎず、いっぱい褒めて勉強を促すのはいかがだろうか。
参照元:DQ.com