日本時間9月6日(水)18時過ぎ、11年ぶりといわれる最強クラスの太陽フレアが発生した。ここ数日、耳にする「太陽フレア」とは一体何なのか、そして私たちに及ぼす影響はあるのかどうか調べてみた。
太陽フレアって何?
太陽フレアとは太陽の表面上で発生する爆発現象のことである。小規模なものでは1日3回程度起きているが、今回の太陽フレアは2006年に発生した大規模な太陽フレアとほぼ同等レベルで、通常の1000倍の爆発規模だと予測されている。
大規模なフレアが発生すると、太陽ガスの放出により、2~3日後に「デリンジャー現象」と呼ばれる通信障害や電波障害が起きたり、またGPSに誤差が生じたりする可能性がある。地球全体に影響を及ぼすため、各国で警戒態勢がとられている。
11年ぶり、最強クラスの太陽フレアが発生 – アストロアーツ https://t.co/4vcLc8DD1F @AstroArtsさんから
この現象に伴う太陽風の乱れが8日夜ごろ地球に到達予測。 pic.twitter.com/dJnhvoai6T— アストロアーツ (@AstroArts) 2017年9月7日
日本では本日9月8日(金)15時頃から何らかの影響が出るのではないかと言われているが、人体への影響は特にないようなので安心してほしい。
9月8日、9日に北海道でオーロラがみえるかもしれない!!!
そして今、太陽フレアの影響により、北海道でオーロラが観測できるかもしれない!と、北海道民のみならず日本中で期待が高まっているのである。
通常、アラスカやカナダなど高緯度地方でみえるオーロラは緑色だが、今回見られる可能性があるのは赤色のオーロラで「低緯度オーロラ」と呼ばれるものだ。実際、北海道では2004年、そして2015年に低緯度オーロラが観測されているが、今回のオーロラはそれらをはるかに上回る規模になると言われている。
9月8日(金)または9日(土)夜間に北の方角に見られるかもしれないと言われているが、本日9月8日(金)18時~19時にオーロラが出現する可能性が一番高いらしい!
ちょっと時間があいたら空を見上げてみよう。もしかしたら北海道のみならず、他の地域でも見られるかもしれないと淡い期待を寄せる筆者であった。