結局顔が全てなのか？

永遠に議論され続けるであろう「結局顔が全てなのか問題」。

私はそのような世界でなければいいのにと願っているが、まるで「結局顔だよ！」と言われている気分になるCMが公開されていると物議を醸している。

こちらがそのCM

物議を醸しているのは、ロハス製薬（東京・渋谷区）のスキンケア用シートマスク「ALFACE（オルフェス）」のCMだ。

2017年9月15日からはじまったオルフェスの新CMには、「チャンス編」「ピンチ編」「迷わせる編」の3種類がある。特に問題視されているのは、「チャンス編」「ピンチ編」の対照的な内容だ。

「チャンス編」も「ピンチ編」も、冒頭のストーリーは同じだ。道を歩いていた若い女性（この女性は各編別人）が両手で抱えていた買い物袋の中から、リンゴが一つ転げ落ちてくる。

ここまでは両編とも同じ。だが、「チャンス編」ではそのリンゴを拾うのは端正な顔立ちをしたイケメン、「ピンチ編」では少しぽっちゃりなブサイクキャラ風の男性という違いがあるのだ。

チャンス編

コチラがその動画だ。

順を追って説明していこう。

女性が落としてしまったリンゴが転がってくる。

そこに通りかかったイケメンが爽やかにリンゴを女性の目の前で拾い上げる。

そしてリンゴを落とした女性は、嬉しそうにリンゴを拾ってくれたイケメンに対して満面の笑みを浮かべる。

と、そこに！たまたま通りかかった元KARAのメンバーであるク・ハラさん（２６）！イケメンはついついハラさんの美しさに見とれて、リンゴを落とした彼女ではなくハラさんにリンゴを渡してしまう。

ハラさんも晴れやかな笑顔を浮かべてイケメンに対して会釈し、画面には「チャンスはいつでもやってくる」と表示されるのである。

ピンチ編

お次は「チャンス編」の比較対象となっている「ピンチ編」だ。

「チャンス編」と同じくリンゴが転がってくる。

今度は、少しぽっちゃりなブサイクキャラ風の男性がリンゴを拾い上げる。

すると、リンゴを落とした女性は先ほどとは対照的におびえるように後ずさりをする。

同じくたまたま通りかかったハラさんの美しさに目を奪われて、リンゴを渡してしまうのだが、、、

ハラさんも先ほどとは違いおびえた表情を浮かべ、そのまま逃げるようにして足早にその場を去っていく。

画面に現れた文字は「キレイはピンチを招くこともある」。

ネットからの声

はじめはおもしろいという声も上がっていたそう。だが、見た目を基準に人を判断し、行動しているのを、正当化するような内容に違和感を感じてしまう人も多いのではないだろうか。

ネットからも、、、
・明らかに差別的なCMだろ
・まあ表現の自由とは思うがひでえ話だなおい。
・ブサイク男に声掛けられることを「ピンチ」と表現、、、
・人のリンゴ他人に渡すのが一番アウトじゃね？
・リンゴを落とした女性が一番報われない。
・どうみても炎上するって分かってるのに炎上商法じゃないと主張か、、
・ここまで作り手の矜持を感じさせない雑なCMも珍しい気がする。
などという批判的な声が上がっている。

差別的とも取れるこのＣＭ。嫌悪感を抱いたという人も少なくはないだろう。

みなさんは、このCMにどのような感情を抱いただろうか？

参照元：Youtube①、②