パスポートのオンライン更新手続きの際に悲劇は起きた・・・。
今回ある珍悲劇にあったのはニュージーランド市民のリチャード・リーさん(22歳)。台湾生まれの彼はニュージーランドで育ち、現在DJをする傍らオーストラリアで航空宇宙学と経営学を学んでいる。今年のクリスマスはニュージーランドで家族と過ごしてから翌日26日にオーストラリアに戻るつもりでいたリチャードさん。パスポートの有効期限がせまっていたためオンラインでパスポートの更新手続きをすることにしたのだが・・・。
機械が人種差別!?エラー理由は「目を閉じています」
「アップロードする写真が条件を満たしていません。目を閉じています。」
解決策は「しっかり目を開けて下さい」
リチャードさん、とりあえず何回か試してみたがパスポートのオンライン更新がやっぱりできない。そこで内務省に自分の写真が拒否された理由をたずねることにした。すると広報担当の人は「顔に当たる不均一な光の関係でこんなエラーが出たのでしょう。」と答えたという。
そこでオーストラリアの郵便局へ足を運び、そこできちんとした証明写真をもう一度数枚取り直してみた。そしてその写真をアップロードしてみると無事オンライン更新ができたのである。
実はこれそんなに珍しいケースではないようだ。実際にオンラインでパスポート申請や更新をする際に写真が条件を満たさないという理由で約20%の人たちが拒否されるというデータがある。その理由は様々だがやはり1番多いものは目を閉じている、というものなのだ。
友人がソーシャルメディアにこの出来事をアップすると「機械までもが人種差別」と反響!
この出来事をリチャードさんは特に不愉快に思ったわけではない。「自分の目が細いことは知っていたし、機械のエラーだけどそのなかにユーモアさえ感じたよ。」と言う。でもその話を聞いた友人がFacebookにこの出来事をアップすると「人種差別だっ!」と反響が大きかった。
これ私たち日本人も他人事ではない。先月、ブラジルの雑誌Glamourが日本進出を報じたのだがその時にSNS上に公開されたのがコレ。これをみて私たちはどう思うだろう。
見ればわかると思うが彼らはアジア人独特の細くつり上がった目で日本進出をアピールしたのである。のちにSNS上で人種差別だと炎上したため謝罪する羽目になったのだが、日本人からするといい気はしないのは当然である。
予期せぬ出来事で一躍有名になったリチャードさんだが、実はニュージーランドではそれなりに有名な人物らしい。学生でありながらDJやモデルをやっているというのだから納得だ。今月17日には23歳の誕生日パーティーが盛大に行われるようだ。今回の珍事件でさらに注目を集めたリチャードさんのこれからの活躍に期待しよう。
参照元:MailOnline、Instagram①②、Facebook