ミニチュアガイコツから手乗りロックスターが…!?
歴史に刻まれる、伝説のロックバンド「クイーン」!!そのヴォーカル「フレディ・マーキュリー」は、今なお数多くのファンに愛されている。
彼のコミカルな見た目とずば抜けた歌唱力は、語り継がれるべき才能だ!(筆者もアツいファンの一人です。)
今日紹介するのは、そんなフレディのリアルなフィギュアを作る、造形師の制作動画だ!
とても粘土とは思えない質感と、恐ろしい写実性である・・・!写真だけを頼りにここまで似せることができるのは、長年の制作の賜物だろう。
まずはガイコツのベースに、歯と目玉を付ける。
ファンならおわかりだろうが、フレディは少し出っ歯だった。すごい、熱烈ファンである筆者には、もうすでにフレディにしか見えない…。
表面につけるのは、ポリマークレイというオーブンで硬化する樹脂粘土だ。
柔らかい粘土の表面を切り、フレディの分厚い唇を完全再現。見ている我々からするとちょっとシュールな作業だが、一番楽しそうでもある。もちろん、鼻もほじほじ。
ディテールを作り、着色を開始すると・・・一気にリアリティが増す。
この特徴的な頬…まさにフレディだ。筆者のフレディ激似ポイントが急上昇中である。
骨格となるパーツを取り付け、体の造形に入る。
内蔵部分をアルミ箔で詰めると、筋肉の量感を確認しつつ肉付けしていくぞ。
そして全裸フレディ完成!いよいよ服を着せていく。
スニーカーの紐までちまちまと作り上げるこの作業は、集中力と器用さが試される…!
フレディの最大の特徴であるわき毛と胸毛が生やされたッッ!!これがなきゃフレディじゃないよね~。
服が着せられると、シワの部分まで実に細かく彫りこまれる。これ布じゃなかったのか!?
そして細部まで着色され・・・・
完成!!!!!!
伝説の男が18㎝のミニサイズで甦ったーーーーッッッ!!!
リアリティのある血色と躍動感と力強さを感じる、匠の技が存分に発揮された作品だ!
クイーンファンの筆者も「ウィーウィルロックユー」を口ずさみたくなるレベルの出来である!!
この造形師…いったい何者なんだ!?
このフィギュアを作っているのは、カナダ在住のブラジル人作家、ジュリアナ・レパイン氏だ。
彼女は当初、ケーキトッパー(ウェディングケーキの上に置く飾り)を制作していたというが、その後、更に造形力をあげ、人形やフィギュアの制作も始めたのだという。
特に顔の造形力が非常に高く、現在では依頼主に顔を似せた記念フィギュアなども受注しているようだ。
下のリンクから他の作品をご覧いただける。フィギュア造形がお好きな方に向けてチュートリアル動画も公開しているので、是非参考にしてみて欲しい。
ジュリアナ氏のこれからの作品も要チェックだッ!