思わず立ち止まってしまう廊下!
学生の頃、「廊下を走らないように!」なんて先生から注意を受けた記憶はないだろうか。
何度言われても、やっぱり休み時間になると我先にと校庭へと走ってしまうし、授業に遅れそうになるとついつい走ってしまう。
しかし!
こんな廊下だったら思わず立ち止まってしまうのではないだろうか!?
@MATT_architect we know you like playful and a bit cool and quirky! What do you think of our entrance floor made from porcelain tiles pic.twitter.com/6dLtBKJIH8
— Casa Ceramica (@casaceramica) 2016年10月26日
これは英タイル会社「カサ・セラミカ(Casa Ceramica)」のエントランスを入ってすぐの光景だ。
実際にこの廊下を歩く動画をご覧いただきたい。
Here’s how to navigate our floor! #tiles #Manchester #Lovetiles #Illusion #Aliceinwonderland #CharlieAndthechocolatefactory pic.twitter.com/fn8kV2Wcz9
— Casa Ceramica (@casaceramica) 2017年9月22日
グネグネに歪み、右部分が大きくくぼんで高低差ができているこの廊下、このように「おっと!あぶねー!」と、走るどころか注意深く歩かなければ危険だ。
実はこの廊下、真っ直ぐなんです!
しつこいようだが、もう一度この廊下を歩く動画をご覧いただこう。
@DrGBuckingham #tiles #illusion #Manchester #lovetiles pic.twitter.com/kvopveYXe3
— Casa Ceramica (@casaceramica) 2017年10月10日
今度は普通に歩いてるっ!!!
高低差を物ともせず、真っ直ぐ歩ききったコチラの男性がスゴイのではない!
実はこの廊下、真っ直ぐなんです!
目の錯覚を利用した走れない廊下のデザインが話題に!
これは『トリックアート』と呼ばれるもので、人間の目の錯覚を利用し、平面のものを立体的に描きあらわしたアート作品なのである。廊下を走ることによって起きる事故を未然に防ぐために、このようなデザインを思いついたようだ。
こちらがこの廊下の制作動画である。
They are actual tiles pic.twitter.com/7HvTqz9jHP
— Casa Ceramica (@casaceramica) 2017年9月22日
一枚一枚タイルを丁寧に貼り付けていき、制作には総計400枚のタイルを使用したという。この斬新な『走れない廊下』のアイデアは世界中から注目を浴び、今、一躍話題となっている。
日本の学校や企業がこのようなデザインを起用するというのはまだまだ先の話になりそうだが、遊び心を取り入れたこんな取り組みは今後どんどん増えていってほしいものである。
参照元:Casa Ceramica Twitter