皆さん、テストはお好きだろうか?
私は勉強嫌いなので、学校のテスト期間はいつも勉強せずに部屋を綺麗にしていた思い出がある。
ただ、勉強以外のテストとなると話は別だ。IQテストや適性テスト、性格診断テストなどは大好物。
特にIQテストなんて良い結果が出たことなんてないのにも関わらず、「あっ、今回はIQ120の問題解ける気がする!」という何の根拠もない自信を掲げながら挑み、「あなたは一般人レベルですね!!」と言われてイラっとすることが多々ある。
いや、確かに一般人で間違ってはないのだが、改めて「お前、一般人(笑)」って言われるとなんかイラってしちゃう。
今回は、そんなどこまでも一般人の私が、おもしろテストをご紹介したい。
意外と解ける?
これは2005年、海外のとある経済誌に掲載されたテスト。できるだけ早く解けるほうが良い。
① バットとボールの合計金額は1.10ポンドです。バットはボールよりも1.00ポンド高い場合。ボールの値段は何ポンド?
② 5台のマシーンを5分間稼動させると、5個の製品を作れる場合、100台のマシーンで100個の製品を作るのにどれくらいの時間がかかりますか?
③ 湖に浮かぶ「スイレンの葉」は毎日2倍に増えます。「スイレンの葉」が湖全体を覆うのに48日かかる場合、湖の半分を覆うのには何日かかりますか?
いかがだったろうか?意外と簡単だったと思う。正直言って私はすぐ解くことができた。
何度も苦渋を味わった私だが、今回ばかりは一般人レベルを超えさせてもらった。
いや~、皆さんの一歩上を行ってしまって本当に申し訳ないっ!!
まあ確認するまでもないが、一応答えを載せておこう。
答え
① 0.1ポンド
② 100分
③ 24日
・・・・・ではなく!!!!!
① 0.05ポンド
② 5分
③ 47日
ですッッ!!!!
普通に間違えたよっっ!!!!!!!!!
まさかの展開。今回も一般人レベルを超えることができず・・・。自分で言うのもなんだが、さっきの茶番はなんだったのだろうか?
そもそも今回に限っては一般人レベルにすら達していない内容だったのが悲しい。(恥ずかしいので私の解答は書かないが)
まあそんなことは置いといて、「なんで?」という人のために解説に移ろう。
解説
1問目の解説
まず1問目についてだが、0.1ポンドだと思った人はもう一度よく考えてみて欲しい。
合計金額が1.10ポンド。バットはボールより1ポンド高いということは、バットの値段は0.1+1.0で1.10ポンドになる。
するとバットとボールの合計金額は1.20ポンドということになるので、これが間違いだということがわかるはずだ。
ボールが0.05ポンドの場合、バットは1.05ポンド。
つまり、0.05+1.05で1.10ポンドというわけだ。
ちなみこの問題が解けない時の言い訳として、「円だったら解けてた」が使えると思うので是非。
2問目の解説
2問目は一番シンプルかも。
5分間に5台のマシーンが5個の製品を作ったということは、このマシーンは5分間に1個の製品を作れるということになる。
5分間に1個の製品を生み出すマシーンが100台あったら、5分後にはどうなっているだろうか?
もちろん100個の製品が産み出される。つまり100個の製品を作るのにかかる時間は5分ということだ。
3問目の解説
葉の量が1日で2倍になるということは、全体が覆いつくされる前の日は湖の半分が覆われているということになる。
つまり湖の半分が覆われているのは47日目ということだ。
いかがだっただろうか?
正直、「間違えた私が何を解説するんだ?」という話だが、なんとか理解していただけていたら嬉しい。
ちなみに、これはCOGNITIVE REFLECTION TEST と呼ばれるもので、心理学者のシェーン・フレデリックが発案したそうだ。
直感だけで解答してしまう人がこの問題のトリックに引っかかるとか・・・。
しっかり考えれば必ず答えが導き出せる問題。早さにとらわれず、正確性を第一に考えたほうが良さそうだ。