美しいものにはトゲがある。
この言葉を体現しているような生物が大量にイギリスのビーチに打ちあがり、政府が注意喚起を促している。
カツオノエボシ
その生物とはコチラ。
2days score #PortugueseManoWar 73 Apples 12 @mcsuk @CornwallNature @BBCCornwall @Pendeencentre pic.twitter.com/9E0YyTs4Kd
— Friends of Portheras (@Portheras) 2017年10月3日
透き通る虹色のからだ。ビニール袋のようにも見えるが、自然が生み出したこのルックスは幻想的だとも言えるだろう。
この生物の正式名称はカツオノエボシ。別名の電気クラゲと言われればしっくりくる方も多いのではないだろうか?
電気クラゲという名で親しまれているものの、形が似ているだけで普段私たちがクラゲと呼ぶミズクラゲなどとは全く違う生物。なんと、カツオノエボシは1個体に見えるが実は多くのヒドロ虫が集まって形成された群体なのだ。
そして彼らは触手に強力な毒をもち、刺されると強烈な電撃を受けたかのような激痛がある。刺されたためにショック死してしまったという事例もある。
驚くべきことにカツオノエボシの毒性は、その個体が死んでいても変わらない。
要するに死んでいるカツオノエボシであっても、猛毒を持っているため触れると危険なのである。
死後もなお、美しさで人を魅了し傷つける!なんと執念深い生き物なのだ、、、!
イギリスのビーチで大量発生
そんなカツオノエボシの死骸がイギリスのビーチで大量に打ち上げられているらしい。
それではその姿をご覧いただこう。
#PortugueseManoWar count on 2days beachclean = 323 @mcsuk @CornwallNature @BBCCornwall @laurencereed pic.twitter.com/xmHICLdKMb
— Friends of Portheras (@Portheras) 2017年9月16日
、、、絶句。
まるで水風船のようにもみえるが、全て生物だと考えると何とも言えない気分になる。
小さい子が誤って触れてしまい被害に合うこともあるそうだが、それも納得できるこの異様な見た目。
触るな!危険!
イギリス政府は、特に子供や犬が誤ってカツオノエボシに触れないように呼びかけている。
日本海沿岸にも生息しているので目にしたことがある方も、これから先目にする方もいるだろう。
でも、絶対に絶対に触ってはいけない。
みなさん!くれぐれも、美しいものにはトゲがあることは忘れずに!!!