衝撃のルックス 珍獣「センザンコウ」
世界中には絶滅の危機に瀕し、保護を呼びかけられている動物が多数いる。
センザンコウというコチラの動物もそのうちの1つである。
DSWF is pioneering new projects in Zambia and Uganda to help better understand #pangolins and how to protect them https://t.co/cTnNG4QI9b pic.twitter.com/dqZdd7ueg5
— David Shepherd DSWF (@TheDSWF) 2017年10月13日
皆さんはこの動物をご存知だっただろうか?英語では「パンゴリン」という実に可愛らしい名前で呼ばれる。
お恥ずかしながら、筆者はセンザンコウなどという動物を今日まで知らなかった。そして、今まで見たことのないこのルックスに相当な衝撃を受けた。
「哺乳類で、食性や形態がアリクイに似ていることで昔はアリクイ目に分類されていたが、体の構造が違うためセンザンコウ目として独立した」などという素晴らしい知識をウィキペディア様から頂戴した。しかし残念ながら筆者には松ぼっくりにしか見えない。
こんなに詳しい説明をいただいてもなお、まだ松ぼっくりに見える。人の先入観とは恐ろしいものである。
1億7000万円相当の密売が摘発される!
そして今月25日、そんな愛らしいセンザンコウが大量に密輸されようとする事件がインドネシアで起こった。
Indonesia seizes 101 pangolins on fishing boat https://t.co/1fzAKAWitN pic.twitter.com/SmMO3jwHfa
— The Straits Times (@STcom) 2017年10月25日
インドネシア海軍は「センザンコウを密輸しようとしている男たちがいる」という情報を受け取り、ある漁船を捜索した。そして、船の中から101匹ものセンザンコウを生きたまま押収することに成功したのである。
101匹もの珍獣センザンコウが船に詰め込まれて、密輸されようとする風景は想像するだけで奇妙である。
今回密輸されようとした101匹は合わせて1億7000万円相当の価値があると推定される。
実はこのセンザンコウ、「世界一密売されている哺乳類」という称号が付けられているほど、頻繁にこのような事件が起こっている。
中国やベトナムを中心に肉やウロコが伝統の薬や食材になるので、絶滅の危機に瀕しているにも関わらず需要が高い。
だが、一刻も早くこの被害を食い止めないと、世界からセンザンコウが消えてしまう。
動物と共存してゆける社会を
冒頭でも触れたように、絶滅の危機に瀕しているのはセンザンコウだけではない。
悲しい事に、様々な動物が人間の身勝手とも取れる行動によって存続が危ぶまれている。
絶滅危惧種はもちろん、人類の繁栄によって生きづらくなってしまった動物は、他にも数え切れないほどいるだろう。
私たち人間と滅び行く動物達がいかにして共存していくか、難しい課題ではあるが考えていかねばならない。
参照元:AFP BB NEWS、Wikipedia、Twitter①、②