見ただけでそんなに怒るのか!?
昔、漫画などでヒロインの胸を見て、「もう!えっち!」と言ってパチッと叩かれる・・・というパターンは結構見られただろう。
実際に、胸が大きい人の豊満なバストをついつい見てしまう人は多いだろうが、だいたいの女性たちは笑いながら「しょうがないわね~」・・・とちょっと怒るだけで済ませてくれる。
しかし、世界中で痴漢やセクハラの取り締まりが強くなってきた今、視線だけでも過敏に反応する女性も増えてきたのかもしれない。
それを物語る恐ろしい事件が、ブラジル・サンパウロで起きてしまったのだ・・・
ある日の昼下がり、市街中心部の繁華街に、突然女性の怒鳴り声が響き渡った。
その声の先では、ショップ店員の女性が男性の腹部を踏みつけ、一方的に暴行していたのである。一部始終を目撃した人によると、
「アンタ、私がチラシ配ってるとき触ろうとしてきたでしょ!?セクハラよ!!」
と主張していたという。しかし、男性は奥さんと繁華街で買い物をしていただけで、わいせつな行動は一切取っていなかったらしい。
男性が胸をチラリと見ただけで、触ろうとしてきたと拡大解釈したのか、女性はとんでもなく怒ってしまったようだ。
しかし、男性にしたのは暴行だけではない。彼女は更に、わざと服を脱いで胸をさらけだし、こう叫んだのだ!!
「性的な目で見られるのはもうウンザリしてんのよ!オラ!これがアンタの欲しがってたオッパイだよ!!」
その後も許しを請う男性に馬乗りになって繰り返し叩き、彼女は立ち去って行ったという。
市街にはざわめきがのこり、不穏な空気が漂った。一体これはなんだったのだろうか?
実はひとつの作品だったというが・・・炎上し撤回
ここまでご覧になった男性の皆さんははとても恐ろしく感じてしまっただろうが、これに出ているのはすべて劇団員である。
この動画は、日常に潜む性的な問題にスポットライトを当てようと、ブラジルのアーティスト”ファウスト・リベイロ氏”が企画したものだったのだ。
公開されると大きな反響を受けたというが、その中身は「酷い!」「男性への性的暴行だ!」という批判のコメントが多数を占めており、アーティスト側はすぐに動画を取り下げた。
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欧米諸国では、抗議団体が女性の権利を主張するあまりに、公然わいせつや暴行のような域にまで達する事件が少しずつ増えている。性的暴行疑惑が浮上するたび、団体の抗議行動の苛烈さは増していっているようにも思える。
みなさんは彼女たちの過激な行動を、権利への戦いとみなすだろうか?それとも単なる迷惑行為とみなすだろうか?
参照元:Metro.co.uk、Facebook