あれ!?映画の中に俺の電話番号が!!
映画やドラマといったフィクションのなかには、好きな女性に連絡先を渡すシーンがよくある。
もしあなたがそのシーンを見て、「あれ・・・?なんかあの電話番号見たことあるぞ・・・っていうかアレ俺のじゃね!?」という感じになったら、どうするだろうか。
実際にはあり得ないはずの出来事だが、先日、バングラデシュで本当にそんな事件が起きてしまったらしい。
問題に巻き込まれたのは、三輪タクシーの運転手をしているイジャジュル・ミアさん。
国民的スターのシャキブ・カーンさんが主演・監督の映画「ラジャニティ」のワンシーンに、なんと彼の電話番号と同じものが使われてしまっていたのだ!!
・・・ここまでで皆さんは、「フィクションの中の電話番号に電話をかける奴なんていないだろう」と大した問題にならないと思ってしまうはず。だが、ミアさんに待ち受けていた苦難は想像以上のものだったのだ・・・・。
映画公開で日々の暮らしはしっちゃかめっちゃかに、、
電話番号が晒されてしまった影響で、6月の映画公開以来、ミアさんの自宅には毎日何百件と電話がかかってくるようになってしまったのだという!
「映画に電話番号がでたせいで、悲惨な日々を送っています。」・・・ミアさんは地元メディアにこう漏らしている。
電話をかけてくる人のほとんどがシャキブ・カーンさんの女性ファンで、2分でいいから話したいの♡などといった甘い電話が大半だという。仮にご本人だとしても大迷惑な話である。
更に、電話番号から住所を突き止めた女性が500km先の街からやってきたこともあったとのこと。本物だと思ってたんかい!!
このせいで、まだ新婚さんであるミアさんは奥さんに浮気を疑われ、離婚の危機に陥っているのだという。奥さんと一人娘がいる家に、猫なで声の女性から電話が毎日のようにかかってきたらストレスが溜まるに違いない。
電話番号を変えればいい話だが、タクシー運転手であるミアさんはすでに常連客に連絡先を教えてしまっており、顧客を失う可能性があるため難しいのだという。
ミアさんは現在、シャキブ・カーンさん本人と制作会社に、約720万円(500万タカ)の損害賠償を請求している。
・・・普通なら映画の中の電話番号にかける人なんていないだろうが、熱狂的な女性ファンたちの愛によって大変な事態になってしまった。ミアさんには何とか普通の生活を取り戻してほしいものである。