「死因:タピオカジュース」になりかけたタイの男性
寒さも一層強くなってきた今日この頃。は~、明日も頑張るぞ!と、帰り道に冷たい飲み物をイッキのみ!・・・とかしちゃっていないだろうか。え?やってない?いや、でもやるかもしれないよ?
実はこの行為、非常に危険らしい。
11月5日の夜6時、タイ中部のチョンブリー県にて、男性がバイクに乗っている途中、意識を失い転倒するという事故が発生。
大きなけがはしていなかったというが、失禁しており、ひどい状態だったので近隣住民が救急隊を呼ぶという騒ぎになった。
警察によると、この事故の原因は冷たいタピオカジュースをがぶ飲みしたことらしい。
倒れた男性の名前は、サノンサック・ノンピーさん。23歳とまだ若く、持病の報告もされていない。しかし動画中の彼は意識が朦朧としており、救急隊の女性が声をかけるも、ぐったりとして声は小さい。
意識が戻っても体が動かず、なんと失禁までしてしまっている。
この日の夜、タイの気温は23度。
彼は昼間よりもぐっと冷え込んだ夜道で冷たいものを飲んでしまったがために、重いアイスクリーム頭痛になってしまったのだ。
皆さんも、夏にかき氷を食べるとキーンとしたことがあるだろう。メカニズムには諸説あるが、一説には、冷たい物を食べたときに口が急激に冷え、体温を上昇させるために頭の血管が膨張することで起きるといわれている。
それが深刻化すると、頭痛やめまい、貧血、そして失神といった症状が現れる。主に偏頭痛持ちの人や、年配の人々に起きやすいのだという。
もしこうなってしまった場合、温かい飲み物を飲むか、おでこやこめかみを冷やすことで、数分で収まるようだ。
とはいえノンピーさんの症状はかなり深刻なようで、彼はそのまま病院へ搬送されていったという。バイクの転倒で大事故にならなかったことは不幸中の幸いといえるだろう。
人間の体は、急激な冷えには対処できないのかもしれない。これからの季節、みなさんも気を付けて欲しい!