歯を削ったあと、口の中に大穴があいたような感覚になる現象
そこのあなた、虫歯になった時に歯を削って、とても大きく深い穴に感じたという経験はあるだろうか。「鏡で見てあんなに小さかったのに、いっぱい削られた!」となった人も多いのではないだろうか。
虫歯になったことがないという人も、パイン飴や笛ラムネなど、穴の開いたお菓子を口に入れてみて欲しい。
手に持って触った時の穴の大きさはとても小さく感じるが、舌の上ではとても大きく感じるはずだ。
海外ではこの現象は定説として語り継がれているというが、これは一種の錯覚と言われているらしい。そんな中、先日この現象について医学的に検証が行われた。
大きく感じる秘密は舌の柔らかさ
アメリカ国立医学図書館・国立衛生研究所では、舌、人差し指、足の親指などの体の様々な部位で穴のサイズ感を測る、5つの実験を行った。
結果、穴を触る部位が柔らかいほど、穴をより大きく感じることが明らかになった。舌はもっとも柔らかく、物体の表面の凹凸にぴったりに合わせることができるため、物体の穴の大きさをしっかり感知することができ、大きさの印象を強くするのだという。
また、舌>手の指>足の指の順に皮膚の柔軟性は減り、穴を小さく感じる。皮膚が硬いことで、大きさを感知する精度が落ちるからである。
・・・・このように、まだまだ人間の体には未解明の現象がたくさん起きている。
・・・え?思ってたカンジの記事と違うだって?アナタが期待していた穴も、舌で触ったらきっと新しい感覚が味わえるだろう!ぜひ試してみて欲しい!
参照元:NCBI
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