コイツを見てもまだカワウソ飼いたいっていえるか!?
▲愛くるしいコツメカワウソのイメージ
丸いお顔、もふもふな毛、みじかいお鼻・・・・今大ブームになっているカワウソ。最も人気が出ているコツメカワウソのほかに、もっと大きな種がいることをご存知だろうか?
カワウソは世界中に分布しており、ユーラシアカワウソ、ミナミウミカワウソ、スマトラカワウソなどなど・・・どれもとってもかわいいのだが、今回紹介するこちらのカワウソさんは一味違う。
ヤバい
怖すぎる
こちらの人殺しのような目をしている生き物の名前は、オオカワウソ。南米に分布するイタチ科オオカワウソ属の動物である。
コツメカワウソの体長が41-64センチほどに対し、オオカワウソは最大のものだとなんと140センチ。体が大きいだけありかなりの大食漢で、一日3~4キロもの魚や貝類を食べるのだという。
近頃、このコツメカワウソとオオカワウソの風貌の差がツイッターで大きな話題になっている。
コツメカワウソとオオカワウソ pic.twitter.com/4sA8LaVCNr
— じゅん(・8・)じゅん (@d1junsk) 2017年11月18日
近所のやんちゃな子どものような顔に対し、手が付けられない凶暴殺し屋の顔が並ぶ。
この見た目からわかるようにオオカワウソは非常に獰猛な生き物で、ピラニアといった凶暴な魚も血をしたたらせながら貪り食う。2012年には、動物園でサルが食い殺されるという事故も起きたという。
オオカワウソの恐ろしいトコロはこれだけではない。更に、集団で大蛇やワニにまで襲い掛かるのである!!
可愛くなったコツメカワウソと、強さに特化したオオカワウソ。比べてみると、進化ってすごいな~と感じさせられる。
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余談だが、「コツメカワウソを飼いたい!」という声に、筆者は疑問を持っている。なぜなら絶滅が危惧されており、ワシントン条約でも保護することが決まっている希少動物だからだ。(オオカワウソも同じくレッドリストに掲載されている。)
もし飼いたいとだだこねる人がいたら、オオカワウソの写真を送りつけてやって欲しい。両者とも肉食だし本質は変わらないので、奴らの血まみれの口をみれば、「あ、やっぱ見てるだけでいいや・・・」ってなるハズだ。多分。