ウンコでみんなが笑顔になったあの事件
みなさん、今年の9月に起こったあの珍騒動を覚えているだろうか。デート中に彼女がウンチ片手に窓に挟まってたあの事件である。
まずは、この事件のあらすじをまとめよう!
24歳の男子大学生のリアム・スミスさんは、とある女の子と初めてのデートをしていたらしい。リアムさん宅でワインを楽しんでいたところ、便意(大の方)を催しちゃった彼女がトイレへ行ったのだという。
するとトイレが流れなくなっちゃって困ってしまい、「そのままにしとくのは申し訳ないわ・・・そうだ!外に捨てとこ!!」となって窓から放り投げたのだという。
だが何という事だろう・・・窓は二層構造だったのだッ!二人は窓と窓の間に落ちてしまったウンコを前に悩んだところ、彼女が手を伸ばしてとろうとしたらしい。しかし最終的には挟まってしまって出られなくなってしまったというのだ・・・。
その後消防の手により救助されたというが、リアムさんは修繕費を工面できず、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」で寄付を募っていたという。
詳しい顛末はこちらからご覧いただけるぞ!
世界中の笑いを誘ったこの事件から2ヶ月が経った今、彼らは一体どうなったのだろうか?
目標の10倍もの金額が集まる!
▲11/21時点のGoFundMeの集計結果
素晴らしいことに、なんとこの募集に369人が寄付し、目標額の10倍のお金が集まったというのだ!!!
もちろん、トイレと窓の修繕は完了しているようで、GoFundMeのコメントにはこのように記載されていた。
ご支援いただき非常に光栄です!寄付していただいたみなさん、本当にありがとうございました!
私個人には手に余るほどの金額になりました。集まったお金は2つの支援団体に寄付しようと思っています。
これ以上寄付する人が居なければ、11月26日に締切り、ページを削除する予定だそうだ。
アフリカの貧しい人々も思う存分うんこができるように・・・
あまったのはおよそ37万円(2500ポンド)。大学生のリアムさんにとっては大金だが、彼は無駄にはしなかったようだ。
▲トイレットツウィニングの公式サイト
リアムさんは英メディア「ブリストル」の取材に対し、あまった支援金は消防士を支援する団体と、トイレの環境を整える支援団体「トイレットツウィニング」に寄付したと答えている。
トイレットツウィニングとは、発展途上国の衛生環境を整え、感染症や性犯罪などを防ごうとしている団体だ。これまでにも、コンゴ共和国やアフガニスタン、ミャンマーといった国にトイレが設置されている。
今回リアムさんが寄付したお金は、東アフリカにあるマラウィ共和国の村にたどり着き、トイレは20か所も設置されたのだという。
設置された村の村長さんは、「これは大きな変革です。かつてたくさんの人が病院にいっていましたが、村の衛生環境は大きく改善しています。たまに石鹸できちんと手を洗っているか見に行きますよ。生活環境がよくなりました。」と、リアムさんに感謝しているという。
リアムさんは社会学を専攻しており、これからは修士過程の研究に専念する予定だという。
時折「社会学の研究のためのウソなんじゃないのか?」といわれることもあったそうだが、まぎれもなく本当の話だと彼は答えている。こんなウソどうやったら思いつくんだよ。
・・・・・・ちなみに、例の彼女との関係はとても良好なのだそう。まだ友達どまりなのだというが、デートはしているそうだ。一生語り草になるだろう思い出を残したお二人さん。うまくいくといいね~。
みんなを笑顔にし、マラウィ共和国の人々のクオリティ・オブ・うんこライフも向上させた、リアム・スミスさんに幸あれ!