カラコンを使う女子は必見か?
女性たちに今やすっかり定着したカラーコンタクト。童顔っぽくみせるため、黒目の大きさを大きく見せるために使う人がとても多い。
また中には、ハーフのような外見をめざし色のついたコンタクトを使う人も。
▲筆者の拙いフォトショップ技術で目の色を変えてみました。
このように、つけるだけで大きく印象を変えてくれるカラーコンタクトは「もう手放せない!」という方もいらっしゃるだろう。しかし、安価な粗悪品を使ったり、洗浄をきちんとせず連続使用したりすることで、失明や視力低下といった健康被害も相次いでいる。
そうした人たちのために登場したのが、人口光彩インプラント手術。角膜に切り込みを入れ、人工の虹彩を挿入し瞳の色を永久に変えることができる手術である。
ただ、この手術法を聞けばわかるようにアメリカの眼科学会では「深刻な視力低下・失明を招く恐れがある」と警告されており、米国食品医薬品局からも認可を受けていない。実際にこの手術を受けることは現実的ではないだろう。
そんな中、新たに目の色を変える技術が登場した。レーザーを使用して20秒で青い目を手に入れられるというものである。
憧れのハリウッドスターのような目に?
吸い込まれるような美しい青い目を持つのは、世界を見渡しても17%しかいないとされている。
こうした魅力的な瞳を手軽に手に入れることができるこの新技術は、カリフォルニア州・ビバリーヒルズにあるストロマ・クリニックで始まろうとしている。
これを開発したグレッグ・ホーマー博士は、「すべての茶色の目のベースは青い目です。」と語った。一般的に目に青や緑などの色素がついていると思われがちだが、実際には茶色の眼と青い目の違いは、表面にある非常に薄い層だけであるとのこと。
その層は実質層と呼ばれており、そこに含まれるメラニン色素が濃ければ茶色に、ほとんどなければ青くなるのだという。
レーザーを使いメラニン色素を含む層を除去すれば、青い目を手に入れられる・・・という仕組みになる。手順は20秒のレーザー照射をするだけ。術後徐々に変化し、数週間で青い目が手に入るらしい。
既に37人が手術を受けており、瞳が青くなることは実証されている。同社のフェイスブックによると、現在資金調達段階で、数年以内に臨床実験を完了したいと考えているようだ。
だがもちろん、懐疑的な意見も相次いでいる。ロンドンで眼科医をしているサージ・カーン氏は、
「メラニン色素を除去することの最も大きな心配は、ドレナージ(体内に貯留した血などを排出すること)をするための器官が詰まり、眼圧が上がる事です。これにより、緑内障のリスクが高まることが考えられます。」
と警告している。
博士はこの技術を安全だと主張しているが、規制当局からの許可はいまだ下りていない。
だが、この技術を期待する人々がフェイスブックに集まっており、11月22日現在ですでに4000人以上のフォロワーがいる。「青い目が手に入れたかった!楽しみだ!」という期待の声はもちろん、「こんなのフェイクよ。」という手厳しい意見も書き込まれている。
・・・・・・・・・・・・・・・・
果たして、この技術は上手くいくのだろうか・・・?実装されれば、日本でカラコンを使っている少女たちはすぐに飛びつくに違いない。